まとめ
BABYMETALの哲学(18)
★今日のベビメタ本日11月13日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。欧米人がBABYMETALを「未来の音楽」と感じるのは、ハイテクによって経済発展した日本を近未来社会であるとする「テクノオリエンタリズム」がベースになっている。欧米人が日本を含むアジアやアフリカを、自分たちとは異なる別世界として魅力的に感じる偏見を、「オリエンタリズム」と名づけたのはE.W.サイードだが、デヴィッド・モーレイとケヴィン・ロビンスは、欧米人から見た日本は、高度経済成長を経て「フジヤマ、サムライ、スシ、ゲイシャ」の古典的オリエンタリズムから「SONY、自動車、ロボットアニメ」を表象とする「テクノオリエンタリズム」に変容したと論じた。その音楽的表現形態こそ、1979年~1981年の短い活動期間に世界的な人気を得たYMOだった。だが、2010年代以降、欧米人にとって「テクノオリエンタリズム」の体現者は、日本ではなく、中国である...