武漢ウイルスと肺炎 | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日9月9日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。
また、本日21時より、BABYMETALオフィシャルYouTubeチャンネルでテレショップ番組「ベビネットDA DA DA」が配信されます。内容は、
・Blu-ray/DVD/LIVE ALBUM「LEGEND – METAL GALAXY」のセレクト映像、見どころ・聴きどころ紹介。
・「ベビネットDA DA DA」スペシャルグッズの限定販売を行うテレショップ番組特設オンラインショップ
※オンラインショップのURLは、番組配信中に公表され、番組終了後~24:00まで販売されるとのこと。

「10年のキセキ(115)」へのコメントで、Blackpinkさんから、米CDCでは肺炎の死者数は6万人になっている、Jaytcのいう「50万人」は間違いではないかとのご指摘がありました。

今日はこれについて書きます。例によって興味のない方はそっ閉じしてください。確かに、arthistorianmetalさんへのコメントで、アメリカの呼吸器疾患の死者は日本の数倍であるという推計から、大きく見積もった数字を書いてしまったので、出典データを示すとともに、「数十万人」に訂正します。
肺炎の英訳はPneumoniaですが、WHOの死因統計にはこの言葉がなく、呼吸器の病気による死因はRespiratory Infectious(呼吸器感染症)とRespiratory diseases(呼吸器疾患)と2つに分けて分類されています。
前者には下気道感染症(Lower respiratory infections)、上気道感染症(Upper respiratory infections)、中耳炎(Otitis media)が、後者には慢性閉塞性肺疾患(Chronic obstructive pulmonary disease)、喘息(Asthma)、その他の呼吸器疾患(Other respiratory diseases)が含まれています。
手元にあるWHOの「Estimated total deaths by cause and WHO Member State」(2008年版)によれば、これらの死因による死者実数は、
Respiratory Infectious呼吸器感染症:日本9万9700人 アメリカ6万3300人
・Lower respiratory infections下気道感染症:日本9万9400人 アメリカ6万3100人
・Upper respiratory infections上気道感染症:日本4000人 アメリカ2000人
・Otitis media中耳炎:日本0 アメリカ0
Respiratory diseases呼吸器疾患:日本5万2200人 アメリカ17万4600人
・Chronic obstructive pulmonary disease慢性閉塞性肺疾患:日本1万4300人 アメリカ12万2500人
・Asthma喘息:日本3400人 アメリカ4000人
・Other respiratory diseasesその他の呼吸器疾患:日本3万4500人 アメリカ4万8100人
呼吸器感染症と呼吸器疾患を合計すると日本は年間15万1900人、アメリカでは23万7900人が呼吸器の病気で亡くなっていることになります。
米CDCは、死因分類として、「IDC-10」を採用し、呼吸器系の疾患はJから始まる分類番号をつけていますが、死因ランキングでは、Influenza and Pneumonia(インフルエンザと肺炎)をひとくくりにしています。
『National Vital Statistics Reports Volume 68, Number 9 June 24, 2019 Deaths: Final Data for 2017』では、
Chronic lower respiratory diseases(下気道疾患):16万0201人
Influenza and pneumonia:(インフルエンザおよび肺炎)5万5672人
Pneumonitis due to solids and liquids:(固体および液体による肺炎)2万0108人
となっており、合計で23万5981人が呼吸器疾患で亡くなっています。
一方、日本の人口動態調査では、「死因簡単分類コード」が用いられ、『令和元年(2019)人口動態統計月報年計』では次のように発表されています。
10000呼吸器系の疾患 19万3164人
・10100 インフルエンザ 3571人
・10200 肺 炎 9万5498人
・10300 急性気管支炎 371人
・10400 慢性閉塞性肺疾患 1万7827人
・10500 喘 息 1480人
・10600 その他の呼吸器疾患(誤嚥性肺炎、間質性肺疾患、その他)7万4417人
また、国立社会保障・人口問題研究所が作成した『人口統計資料2020年版』の「表5-27 主要国の主要死因別標準化死亡率:2016年」(単位:10万人当り→人口から実数換算)では、感染症であるか否かを区別せず、呼吸器疾患と慢性閉塞性肺疾患を分類しています。
呼吸器疾患:日本20.7→2万6444人、アメリカ39.7→12万7905人
慢性閉塞性肺疾患:日本11.6→1万4818人、アメリカ30.7→9万8909人
となっています。ここでは肺炎を含む呼吸器疾患を死因とする死者の合計は、日本4万1262人、アメリカ22万6814人となり、日本の5倍以上になっています。
ぼくが問題にしているのは、肺炎、インフルエンザ、その他の呼吸器疾患、さらにその他の基礎疾患の保有者や老衰も含め、さまざまな死亡要因を持つ患者が亡くなった場合、主要因が別にあったと推定されても、PCR検査で武漢ウイルスが検出された人や、病院に行かず(行けず)肺炎様の呼吸困難により自宅で亡くなった死者も「すべて武漢肺炎による死者」と診断するCDCの死亡判定基準の奇妙さです。
2020年度のアメリカの人口は2019年より193万人増えているので、死亡率(0.87%)をかけると2020年の死者は前年より1万5000人程度は自然に増えます。また、武漢ウイルス流行前のアメリカでは、2019-20年シーズンのインフルエンザ患者数が1900万人、死者数は前年の2倍近く、1万人を超えていました。
「数十万人」の方が呼吸器疾患で亡くなっていたアメリカで、インフルエンザ・肺炎によるものを含め、呼吸困難で亡くなる方をすべて「武漢ウイルスによる死」と認定すれば、例年のインフルエンザ・肺炎による死者よりはるかに多くなるのは当然です。
要するに「武漢ウイルス以外の死者」が激減し、「武漢ウイルス死」+「2019-20インフルエンザ死増加分」+「人口増による死者数増」の合計が例年と大差なければ、ぼくの説は立証されるわけですが、このグラフを見ると、Chronic lower respiratory diseases(下気道疾患)とInfluenza and pneumonia(インフルエンザと肺炎)の数が、少なくなっているように見えませんか。

 

イギリスでは、7月18日にハンコック保健相が「武漢ウイルスによる死者」の算出方法の見直しを指示しました。これは、イングランド公衆衛生局が、死亡報告とPCR陽性者データベースを照合して「武漢ウイルスによる死者」を認定していたため、陽性結果が出た後に完治した患者が、「3カ月後に心臓発作を起こしたり、バスに轢かれた場合」でも、「武漢ウイルスで死亡した」と見なされているというイーストアングリア大学およびオックスフォード大学の研究者の報告にもとづいたものです。(7月18日『News Week』online版)
大英帝国の役人ともあろうものが、なぜ、こんなバカなことをしていたのでしょう?
今日はハッキリ書きますね。
PCR検査は全世界で5億2000万件以上実施されています。費用は1検体あたり日本円で2万円~3万円かかりますが、ほとんどの国が税金で負担しています。去年までなかった莫大な医療利権です。
「武漢ウイルスによる死者」が多ければ多いほど、PCR検査へのモチベーションは高まります。
ここ十年ほど、テレビでは「こんな症状、気になっていませんか?」「実はそれ、〇〇という病気です」「放っておくと大変なことになりますよ」と今まで知らなかった病気の存在が明かされ、その「新しい治療薬」や「お医者さんに相談しよう」と促すCMが流れるようになりましたよね。
PCR検査もそのひとつではないか。その「啓蒙」のためにメディアが使われ、「検査、検査」と連呼するコメンテーターが重宝される…。こう考えると、武漢ウイルス禍は「医療マフィアとメディアによる巨大な策略」という陰謀論が現れても不思議ではありません。断定はしませんし、そうでないことを祈ります。難病が新薬によって治療できるようになるのは、いいことですから。
ただ、PCR検査が感染防止の決め手にならないことは、断言できます。
PCR検査は、採取したウイルスのRNAを増殖して、武漢ウイルスと同定できるゲノム配列が「あるかないか」を判定する手法なので、発症せず、ウイルスの断片が少量、鼻腔や咽喉に付着していただけでも陽性となります。
もちろん、感度・特異度による偽陰性、偽陽性の問題もあります。
さらに、武漢ウイルスは空気感染せず、飛沫および接触でのみ感染するだけです。一体、発症していないのになぜ「病気」なのでしょうか。そんな判定をしていたら、ぼくらは様々な変異をしている土着コロナウイルスという「病気」に常に罹っていることになります。
ただし、各国で武漢ウイルスの「感染者」や「死者」が減り、PCR検査をこれ以上広げられなくなったと「彼ら」が判断したとき、フェーズはワクチンへと移るでしょう。武漢ウイルス用ワクチンが完成したら、ほとんどの国が国庫負担で国民に接種するよう勧めるはずです。効かなくてもいいけど、副作用だけは御免です。そしてそれもまた巨大な医療利権となるのでしょう。
しかし、実際問題、社会的リスクとしての武漢ウイルスの対策は、インフルエンザ同様、流行期の手洗い・うがい・マスクだけで十分であり、国民皆保険制度のあるわが国では、CT装置、人工呼吸器など、肺炎を併発したときの医療リソースが確保されていればいいとぼくは思います。
何度も繰り返していますが、1月~2月当初の中国・武漢市の地獄の映像からペストのような「死病」だと思い込んだことと、当の中国の臨床例とゲノム情報をもとに、発症した患者ではなく、PCR検査の陽性者を「感染者」としたことが諸悪の根源なのです。ある識者はそれを「コロナ脳」と呼び、ある学者は「テレビウイルス」と呼んでいます。
2020年3月13日に国会は「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の一部改正を可決し、新型コロナウイルス感染症を指定感染症と定めました。
指定感染症になると「感染者」の治療は、限られた感染症指定病院でしか行えません。
また、感染症法では、エボラ出血熱やペストなど、致死率が高く、病原体を保有しているだけで完全隔離となる「一類」、SARS・結核など発症していない「感染者」を要観察とする「二類」から、インフルエンザ・マイコプラズマ・風疹などの「五類」までの指定があります。
武漢ウイルスは類型指定されず、法令上は「二類相当の扱い」とされましたが、その後、厚生労働省は、省内の説明会で、なぜか「感染者」の完全隔離が必要な「一類相当」に格上げしてしまいました。
ところが、ペストと同じ扱いでは、大量に出るPCR検査陽性者が殺到した場合、医療崩壊を起こす可能性があるため、自治体の判断によって、「例外」として無症状の感染者は自宅待機や医療ホテルでの待機を可としました。厚労省の格上げがそもそもおかしいのです。
厚労省はさらにおかしなことをしています。日本では、少なくとも7月までは、武漢ウイルスが気道および肺で増殖して生じた肺炎を主要因としない限り、「武漢ウイルス死」とは認定しませんでしたが、厚労省は6月中旬以降、自治体に向けて、老衰や基礎疾患を主要因として亡くなった方もPCR検査で陽性反応が出れば「武漢ウイルス死」と認定するよう通知しています。
これに対して、以前も書きましたが、現場の医師が信念に基づいて従来通りの死亡診断基準を適用している実態が読売新聞の調査でわかっています。
厚労省が医療利権とは無関係なら、こんなバカげたことは一刻も早くやめられるはずです。
それがやめられないのは、「コロナ脳」あるいは「テレビウイルス」に感染しているからでしょう。