10年のキセキ(52) | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日6月4日は、2018年、オーストリア・インスブルック公演@Music Hall Innsbruckが行われた日DEATH。

■武漢ウイルス関連データ
●累計    
・世界 感染確認者6,329,617人>死者379,096人
・日本 感染確認者16,986人>死者900人・退院14,771人・要入院1,308人>重症101
●10万人当たり
・世界 感染確認者82.04人>死者4.91人
・日本 感染確認者13.43人>死者0.71人
出典:厚労省「新型コロナウイルスの現在の状況について」(6月3日12:00現在)

Alternative Press Music Awardsでロブ・ハルフォードと共演してから1週間も経たない7月24日、BABYMETALは初めてフジロックに出演した。
SU-が生まれた1997年に始まったフジロックは、若手オルタナティブ・ロックバンドの招聘で力をつけた新興プロモーター、スマッシュ(日高正博社長)の主催だったため、第1回はレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、グリーン・デイ、レイジ・アゲンスト・ザ・マシーン、ベック、プロディジーといった米英のオルタナティブ・ロックバンドがヘッドライナーを固め、日本からはイエローモンキー、ハイロウズなどがラインナップされた。
第2回以降は新潟県苗場スキー場で行われているが、第1回の会場は富士天神山スキー場で、これがフジロックの名前の由来である。都会を離れた野外会場で、観客がキャンプしながらフェスを楽しむ形態は、イギリスのグラストンベリー・フェスをお手本としたためである。以来、フジロックは幕張と大阪2会場で行う都市型のサマーソニックと並んで、日本を代表する夏フェスとなった。


BABYMETALの出番は、最終日のホワイトステージ18:10~19:00。
セットリストは以下のとおり。
1.BABYMETAL DEATH
2.ギミチョコ!!
(神バンドソロ)
3.Catch Me If You Can
4.ヤバッ!
5.イジメ、ダメ、ゼッタイ
6.メギツネ
7.KARATE
8.Road of Resistance
三年前のLOUDPARK 13と同じように、フジロック出演が発表された時、一部のオールドフジロックファンからBABYMETALはフジロックにふさわしくないという声が上がっていた。“本場”イギリスでBest live Bandのタイトルホルダーとなったアーティストに対して、この手の人々が何を守ろうとしているのかよくわからないが、蓋を開けてみれば、1万5000人を想定していたホワイトステージは、出番30分前には入場規制がかかる大盛況となった。ピットへ向かう橋が渋滞するや、川をジャブジャブ渡って進むツワモノまで現れ、ホワイトステージは史上最多の観客ですし詰め状態になった。
周囲の山に夕陽が沈み、暮れかかるホワイトステージで、BABYMETALは煽りをすべて英語で押し通すという「外タレ」ぶりを発揮した。


神バンドソロからの「Catch Me If You Can」では、SU-METALの「I wanna see a big circle pit!」「Bigger, Bigger!」の煽りに応えて、ステージ前の観客が高速サークルモッシュを展開した。
5曲目の「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、国内と欧米ではまったくイメージが違う。Sonisphere 2014以来、海外ではこの曲はBABYMETALのパワーメタルサイドを象徴する曲であり、地平線の彼方まで響き渡るSU-の歌声、YUI・MOAの激しい偽闘、神バンドの超絶演奏が、Kawaii Metalというコピーとは裏腹の実力を証明する曲だった。
だが、2013年に初めてテレビで披露されて以来、日本では「メタルなのにイジメ、ダメだってよ、アハハ」「キツネ飛べって何だよ?」「イエスタデーは可愛いよな」というように、この曲はハッキリ言ってBABYMETALをクサし、ファンをからかう材料に使われていた。
アイドルファンにもオールドロックファンにもいる「セクトの殻」に閉じこもる人々は、そう言って自分を安心させていたのだろう。
それが、フジロック2016で完全に覆された。目の前に現れたBABYMETALは大観衆の中で、ものすごいオーラとエネルギーを発散し、神バンドは火の出るような超絶テクニックで演奏した。「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、まぎれもなく世界の観客を熱狂させたパワーメタルであり、しかも三人はアイドルだった。サンフランシスコの地元紙の表現を借りれば、これ以上スゴイことなんてなかった。
すっかり夜になった頃、SU-の「How you Feeling Tonight?How you Feeling, Fuji Rock?」の語りからのハミング、そして観客との「♪ウォーウォーウォォー…」のシンガロングは、世界で戦い続けている者にしか出せない凛々しさがあった。
最後の「Road of Resistance」では、再び巨大サークルモッシュが出現し、BABYMETALは「♪進め!答えはココにある!」とステージを指さした。そして「Get your Fox Hands、U---P!」というSU-の呼びかけに、大観衆のほとんどがキツネサインを掲げた。BABYMETALを否定していた人々も、ようやく三人がデビュー以来掲げていた「キツネサイン」の本当の意味に気づいたはずである。
あれは、ロックを愛する者の世界共通サイン、メロイックサインのベビメタ流アレンジなのだ。中指と薬指を親指と合わせてキツネの形にすることで、BABYMETALを通して、ロックを愛し続けるよという意思表示になる。
これだけ世界中で認められ、ファンベースを拡大したバンドは日本のロック史上、いや芸能史上、存在しない。その歴史的瞬間にぼくらは立ち会っているのだ。それを素直に認める意志表示が、キツネサインなのである。
SU-METALはのちに、インタビューで、思い出深いフェスとして、「アメリカツアーから帰ってきてすぐに出たフェス」をあげることが多い。強烈な印象があるのにフェス名を忘れちゃうのがSU-らしいが、それに当てはまるのがフジロック2016である。
このライブには、もうひとつの意味があった。
第1回フジロックのヘッドライナーを務め、20回の節目の2016年も、ベックとともにヘッドライナーだったレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド(D)が、舞台袖からBABYMETALのライブを見学していたのだ。
すっかりファンになったチャドは、東京ドーム後の12月、UKツアーの前座にBABYMETALをピックアップして、最終日には白塗りのチャドメタルになり、さらに2017年4月のUS東海岸~フロリダツアーにも帯同することになる。
だがそれはまだ先の話。
BABYMETALは8月6日、茨城県ひたちなか公園で行われたRock In Japanに出演した。
RIJは2013年にフェス修行の一環として出演しているが、ステージはメインステージ横のDJブースだった。
今回は、ビルボード200で53年ぶりに坂本九に次ぐ40位入りを果たし、Best Live Bandの称号を得た凱旋公演、堂々のメインステージである。
RIJのメインステージであるGrass Stageは、防風林がところどころにある広大な草地である。そのサイズはDownloadフェスティバルのメインステージとほぼ同じ。誰が飛ばしたのか、上空から撮影されたドローン写真を見ると、BABYMETAL出演時、観客はミキサータワーをはるかに超え、防風林を少し超えたあたりまで広がっている。その数およそ5万人。


出番は11:50~12:50と暑い盛りである。
セットリストは、フジロックと同じ。
だが、夕暮れの山を背景にしたフジロックのWhite Stageとは対照的に、海に面したRIJのGrass Stageは解放感があり、大観衆は灼熱の太陽を浴びながらBABYMETALのライブを楽しんだ。
「Catch Me If You Can」では、SU-が例によって「I wanna see a big circle pit!」「Bigger!Bigger!」と英語で煽り、YUI、MOAが日本語で「大きなサークルを作って!」「もっともっと!」と日本語で通訳をした。
巨大なサークルモッシュが生まれ、土煙が舞った。
「KARATE」では、ついにSU-が日本語で「みんなの声を聴かせて!」と叫び、観衆が「おお!日本語だ!」「クイーンSU-様が俺たちに日本語で話しかけてくれた!」と感動するという不思議なシーンが生まれた。海外での活躍を見聞きするにつれ、ついこの前までKawaii小中学生アイドルだったBABYMETALは手の届かぬ存在になってしまったように思えたのである。


だが、BABYMETALは海外で認められたからといって、古参ファンのことを忘れたわけではなかった。
東京ドームへ至る道程の一つとして、ワールドツアー、四大夏フェス出演だけでなく、夏休み期間には東名阪でのTHE ONE限定小箱ライブ、APOCRYPHA THE WHITE MASSが設定されていた。
8月8日-9日は、大阪なんばHatch(収容1,400人)。
白塗り限定は、2015年には男性限定の黒ミサ、Black Massと呼ばれていたが、今回は男女関係なく、白塗りが義務付けられた。黒ミサでは、THE ONE=モッシュッシュメイトにとって、日常生活を送っている社会人、家庭人、学生の姿は「世を忍ぶ仮の姿」であり、白塗りこそ「本来の姿」とされた。
海外で活躍するBABYMETALに小箱でまみえるからには、モッシュッシュメイトも男女に関係なく「本来の姿」を見せてこそ対等だというリクツなのだろう。まあ、理解は困難だが。


セットリストは、ワールドツアーやフェスとも異なり、初日と二日目でも違っていた。
<THE WHITE MASS@なんばHatch 2016年8月8日>
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ヤバッ!
3.    いいね!
(神バンドソロ)
4.    Catch Me If You Can
5.    GJ!
6.    Amore-蒼星-
7.    META!メタ太郎
8.    シンコペーション(初披露)
9.    KARATE
10.    Road of Resistance
神バンド:藤岡幹大(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、大村孝佳(G)

<THE WHITE MASS@なんばHatch 2016年8月9日>
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ギミチョコ!
3.    あわだまフィーバー
4.    Catch Me If You Can
5.    4の歌
6.    悪夢の輪舞曲
7.    ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
8.    メギツネ
9.    ヘドバンギャー!!
10.    イジメ、ダメ、ゼッタイ
神バンド:Leda(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、大村孝佳(G)

両日ともわずか10曲だが、初日には『METAL RESISTANCE』日本盤のみ収録の「シンコペーション」が初披露された他、オープニングの「BMD」と神バンドソロ付きの「Catch Me If You Can」以外は重なっていない。
ワールドツアーの単独公演より短いセトリなのは、5月以降、過酷な日程をこなしてきたBABYMETALの負担を少しでも軽くするためだろう。
なお、神バンドは二日目のみLeda-大村孝佳の組み合わせとなった。これが2016年夏のTHE WHITE MASSの意味を考える伏線となる。
夕方開演とはいえ、猛暑の中、白塗りでモッシュ&ジャンプはキツイ。だが、神バンドはこれでワールドツアーを回っているのだ。
終演後、なんばHatchから白塗り&黒Tシャツ姿の男女1,400名が一斉に出てきたため、出くわした大阪のおばちゃんが「アラアラ、今日は悪魔の集会!?」と叫んだとか。
8月12日。BABYMETALは北海道小樽市の石狩湾港樽川ふ頭特設会場で行われたRising Sun Rockフェスティバルに出演した。
北海道は2013年にいわみざわ公園のJOIN ALIVEに出演し、2015年にはZEPP Sapporoでの単独公演を行ったので、今回が3回目となる。
出番は17:00~18:00。
ピットは柵で仕切られ、圧縮の危険を緩和するため、茶色い毛布が掛けられていた。少年が「土地」を抱く北海道というイメージのため、開演前、遠くから見るとだだっ広い草原に羊の毛皮が干してあるように見えた。
だが、あっという間にステージ前は大観衆で埋まり、サークルモッシュの際には土煙でステージが見えなくなるほどの盛り上がりを見せた。


セットリストは9曲で、シカゴオープンエア、フジロック・RIJ、WHITE MASSとも違っていた。
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ギミチョコ!
3.    あわだまフィーバー
(神バンドソロ)
4.    Catch Me If You Can
5.    ヤバッ!
6.    イジメ、ダメ、ゼッタイ
7.    メギツネ
8.    KARATE
9.    Road of Resistance
ここへ来て、2016年ワールドツアーの最初に組み込まれた「ヤバッ!」と「あわだまフィーバー」がフェスでもセトリに復活している。「ギミチョコ!」のギターソロパートの手拍子で都市名、フェス名を織り込めば観客に挨拶できるし、「あわだまフィーバー」でも「♪Ah~イェイ!」で観客参加を促せる。
「Catch Me If You Can」では巨大サークルピットをぐるぐる回らせることができるし、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」「メギツネ」は2014年以来の鉄板である。「KARATE」では、SU-の語りから「♪ウォーウォウォウォー…」のシンガロングにつなげられるし、「Road of Resistance」はサークルモッシュとシンガロングからの「Get your Fox Hands---U---P!」でフィニッシュ曲にふさわしい。
2016年ワールドツアーの初期、BABYMETALは『METAL RESISTANCE』収録曲のライブでのノリに苦労したが、経験を重ね、観客を熱狂させられるようになっていた。
8月17日-18日は、東京に戻り、APOCRYPHA WHITE MASS@Zepp Tokyoに臨んだ。


ここでも初日と二日目でセットリストは変わった。
<APOCRYPHA WHITE MASS@Zepp Tokyo 8月17日>
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ヤバッ!
3.    いいね!
4.    Catch Me If You Can
5.    GJ!
6.    Amore-蒼星-
7.    ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
8.    メギツネ
9.    ヘドバンギャー!!
10.    Road of Resistance
神バンド:藤岡幹大(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、大村孝佳(G)

<APOCRYPHA WHITE MASS@Zepp Tokyo 8月18日>
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ギミチョコ!
3.    ド・キ・ド・キ☆モーニング
4.    Catch Me If You Can
5.    Sis. Anger
6.    紅月-アカツキ-
7.    META!メタ太郎
8.    シンコペーション
9.    KARATE
10.    イジメ、ダメ、ゼッタイ
神バンド:藤岡幹大(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、大村孝佳(G)

東京では、神バンドは両日ともワールドツアーメンバーだったが、「BMD」と「Catch Me If You Can」以外は二日間被りなしである。2016年ワールドツアーの初期にセトリに入っていた「ド・キ・ド・キ☆モーニング」「紅月-アカツキ-」「GJ!」、プラッテルン公演で初披露された「Sis. Anger」も入っている。これで、大阪・東京のWHITE MASSのセトリを合わせると、『BABYMETAL』と『METAL RESISTANCE』に収録された楽曲のうち、「THE ONE」「No Rain No Rainbow」「Tales of Destinies」以外は、全部演奏されたことになる。
8月21日、BABYMETALは、Summer Sonic 2016大阪・舞洲に出演した。
この年は四大夏フェスすべてに出演したが、サマソニは両日ではなく、大阪のみの出演となった。
出番はSonic Stageのトリ。17:20~AT THE DRIVE IN、18:50~BULLET FOR MY VALENTINE、20:30~BABYMETALと続くタイムテーブルで、アメリカのロックフェスのようなラインナップである。
2015年の幕張Mountain Stageやフジロックで入場規制がかかったため、BABYMETALファンは早朝からゲートに並んだ。丸々一つのテントで行われた物販では、全出演アーティストダントツで長蛇の列ができ、お昼過ぎに全グッズ完売。サマソニ大阪のSonic Stageは屋内の府民共済アリーナで、最高気温36℃と予想される中、ひたすらBABYMETALの出番まで待つファンがピットを埋めた。
セットリストは、
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ギミチョコ!
3.    あわだまフィーバー
(神バンドソロ)
4.    Catch Me If You Can
5.    META!メタ太郎
6.    メギツネ
7.    KARATE
8.    Road of Resistance
9.    イジメ、ダメ、ゼッタイ
の9曲。神バンドは藤岡幹大(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、Leda(G)という布陣。大村孝佳はこの日マーティフリードマンバンドで13:00からの出番があった。


最長10時間以上も待ち続けたファンの前にいよいよBABYMETALが登場すると、場内はヒートアップ。「Catch Me If You Can」ではSU-の英語煽りに応えて巨大なサークルピットが出現し、「META!メタ太郎」では「♪ウォーウォーウォーウォウォ、ウォーウォーウォー…」の大合唱となった。これが東京ドームのシンガロングの源である。「Road of Resistance」のサークルモッシュでヘトヘトになったファンが、これで終わりだろうと思っていると、客電が点かない。トリの特権でBABYMETALコールに応えてアンコールが追加された。「イジメ、ダメ、ゼッタイ」である。10時間待ち続けた甲斐があったというものである。
中三日置いて8月24日-25日は、APOCRYPHA WHITE MASS in 名古屋@Zepp Nagoya。
セットリストは以下のとおり。

<APOCRYPHA WHITE MASS in 名古屋@Zepp Nagoya 8月24日>
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ギミチョコ!
3.    いいね!
(神バンドソロ)
4.    Catch Me If You Can
5.    4の歌
6.    ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
7.    紅月-アカツキ-
8.    メギツネ
9.    ヘドバンギャー!!
10.    Road of Resistance
神バンド:藤岡幹大(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、Leda(G)

<APOCRYPHA WHITE MASS in 名古屋@Zepp Nagoya 8月25日>
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ヤバッ!
3.    ド・キ・ド・キ☆モーニング
(神バンドソロ)
4.    Catch Me If You Can
5.    Amore-蒼星-
6.    悪夢の輪舞曲
7.    META!メタ太郎
8.    シンコペーション
9.    KARATE
10.    イジメ、ダメ、ゼッタイ
神バンド:藤岡幹大(G)、BOH(B)、青山秀樹(D)、大村孝佳(G)

WHITE MASS6公演のセトリは全部異なるが、2つのアルバムから「THE ONE」「No Rain No Rainbow」「Tales of the Destinies」以外の全曲を被りなしで披露し、かつ神バンドも藤岡-大村、Leda-大村の2パターンだった。
この時点で、ぼくらは東京ドームが「2日間全曲被りなし」であることは知らされていなかった。
だが、今振り返るとこれは明らかに東京ドームへの布石だった。
BABYMETALは、アメリカ東海岸~ヨーロッパ~アメリカ西海岸ツアーで、『METAL RESISTANCE』収録曲のライブ練度や観客とのコミュニケーションスキルをあげ、日本では四大夏フェスを制覇しつつ、WHITE MASSで東京ドームへ向けた準備を着々と進めていたのだ。
夏休みが終わった。
いよいよBABYMETAL World Tour 2016 Final、東京ドームである。
(つづく)