Countdown Japan2019/2020 | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日12月28日は、2013年、初海外単独ライブLive in Singapore@SCAPE ground Theatreが行われ、2015年には、Count Down Japan 15/16@幕張メッセに出演、今年2019年も、Countdown Japan 2019/2020@幕張メッセに出演した日DEATH。

BABYMETALは、昨日に引き続き幕張メッセで行われたCountdown Japan19/20に出演した。

セットリストは以下のとおり。

1.FUTURE METAL
2.DA DA DANCE
3.ギミチョコ!!
4.Shanti Shanti Shanti
5.神バンドソロ~Kagerou
6.Distortion
7.メギツネ
8.PA PA YA!!
9.KARATE
10.Road of Resistance

メンバー:SU-METAL、MOAMETAL アベンジャー:岡崎百々子
神バンド:下手ギター大村孝佳神、ベースBOH神、ドラムス青山英樹神、上手ギターLeda神

『METAL GALAXY』が出たからといっても、BABYMETALの出演ステージは、セカンドステージのGALAXY STAGEではなく、メインステージのEARTH STAGE。
タイムテーブルは12:00~欅坂46、13:15~ヤバイTシャツ屋さん、14:30~King Gnu、15:45~BABYMETAL、17:00~Official髭男dism、18:15~あいみょん、19:30~ALEXANDROS。海外のフェスと同様、比較的早い出番だ。
サマソニと違って、地上波に出るアイドルやポップアーティストがラインナップされているので、ベビメタファンには「アウェー感」があり、オフィシャルグッズの物販は比較的簡単に買えたようだ。
BABYMETALにとっては2015/16年以来のCountdown Japanで、前日のMステに続いて日本のポップ市場に再び降臨したという感じがする。


定刻の15:45、スクリーンにギャラクシー感いっぱいのBABYMETALの文字が映り、「FUTURE METAL」~「DA DA DANCE」と、今や「定番」感のある新生BABYMETALのオープニング。
アベンジャーは、時間帯から藤平華乃が予想されたが、スーパースリッパ、Aftershockとフェスのセットに慣れている岡崎百々子だった。
今年最後のBABYMETALに会場はヒートアップ。「ギミチョコ!!」から早くもサークルモッシュが発生する。
間奏部で、SU-が「Countdown Japan!」と叫び、MOAとMOMOKOが手拍子しながら観客に笑顔を振りまく。二人はZepp Divercityと同じく変顔対決をし、MOAは三度めの「♪あたたたたーた」でお約束のSU-ほっぺツンツンを敢行。
他のアーティスト目当てで、「噂のベビメタ」を初めて見たファンもいたようで、当初はサークルモッシュを怖そうに見ている人や、地蔵状態の人もいたことは事実だ。
だが、「Shanti Shanti Shanti」の三人のダンスのクオリティや、一転してブルースロック色が強い神バンドのソロの超絶技巧から、三人がゆっくりとステージに登場するパフォーマンスには圧倒されたようで、会場後方までキツネサインを掲げる人が増えていった。
「Distortion」からさらに会場は熱気を帯びる。曲が始まると巨大なサークルモッシュが形成され、「♪Woh Woh Woh Woh…」の合唱もすさまじい。
そして「メギツネ」。
イントロで、お面をつけたSU-がお辞儀をすると、どうしてもキツネ様がSU-に憑依して来場者に「ようこそおいでくださいました」と挨拶にきたような錯覚を覚える。
だが、曲が始まるとMOAの「ソレ!ソレ!ソレ!ソレソレソレソレ!」の掛け声に合わせて、会場が一体となってジャンプする。
SU-は「Countdown Japan!」「Are You Ready to Jump? A—re Y—ou Read—y?」と煽り、観客は「ウオー!」と叫ぶ。いつもの光景だが、今年はこれが見納めである。
続くのは「PA PA YA!!」。
この曲は、2019年BABYMETALを象徴する曲である。横アリでの「ジャングル状態」(by SU-METAL)が、アベンジャーズ体制のBABYMETALを再び上昇気流に乗せたのだ。


もう定番となったタオル振りと「パッパッパパヤ!」の合いの手、そして笑顔を振りまくMOAとMOMOKOの観客への目線は、BABYMETALが世界のメタルバンドであるとともに日本のアイドルでもあることを示している。
曲が終わり、大歓声に包まれる中、照明が青く変わり、「KARATE」が始まる。きれいにそろった三人の両手から一転、ヘヴィなギターリフが響き渡る。
SU-の歌唱はMステでも感じたが、ドスの利いた低音成分が多くなり、太く感じる。
それだけに、ハイトーンとのコントラストが一段と強くなり、表現力を増している。
三人が倒れ込み、SU-が助け起こしたあと、肩を組んで進むシーンと、その後の観客のジャンプは、BABYMETALに対するファンの応援を形にしたものだ。最後の握りこぶしをキツネサインに変えて掲げた後それを胸に秘めるポーズは、何回見ても彼女たちの来し方を思って泣ける。
フィニッシュは「Road of Resistance」。
ロゴ旗を持った三人が現れ、SU-がWODの仕草をすると、巨大なサークルピットが形成されるのは、もはや様式美だが、MOAの「♪1234!」に合わせて、観客は、ここぞとばかりに今年最後のモッシュに走る。
シンガロングパートの「♪Woh Woh Woh Woh…」で、サークルモッシュは止まるが、バンドの演奏に入ると再び動き出す。
「♪君が信じるなら進め!答えはココにある!」と三人がステージを指さす瞬間は、やはり鳥肌が立つ。
「We are?」「BABYMETAL!」のC&Rでは、三人ともニコニコ顔だった。
45分間のステージで、今年のセトリとしては「ヘドバンギャー!!!」「THE ONE」「Elevator Girl」「Starlight」「Shine」「Arkadia」などが省略されたが、初見のポップファンにも「これが世界水準」という凄みを示したと思う。
これで、BABYMETALの2019年が終わった。
年明け1月25日-26日、同じ幕張メッセで、「MGWT in JAPAN EXTRA SHOW」が行われるまでの短い間、メンバー、チームベビメタはようやく休息をとれる。
今年も、ぼくらに夢と希望を与えてくれてありがとう。
2020年は、過去最長の海外滞在となるので、お正月は日本でゆっくりとお過ごしください。
ぼくはいつでも、いつまでもBABYMETALの味方です。