Mステウルトラスーパーライブ | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日12月27日は、2012年、December’s Children@日本武道館に出演し、2019年には、ミュージックステーションウルトラスーパーライブ@幕張メッセに出演した日DEATH。


2019年12月27日18:25。

その時はやってきた。
LISA、ジェネレーションズのあと、CM入り前に「このあと3年ぶりにBABYMETAL登場!」という煽りがあり、CM明けは英オフィシャルチャートの画面が映り、「今年10月、イギリスのロックチャートで2週連続1位を獲得していたのはビートルズの『Abby Road』50周年記念盤だった。だが、それを打ち破ったのはなんと日本のBABYMETAL」というナレーション。
さらに「全米ロックチャート首位はアジア人史上初の快挙」と、56年ぶりに坂本九の記録を更新したビルボード200での13位ではなく、ロックアルバム部門で首位になったことを告げる。
これらの説明はもちろん間違いではないが、さすが地上波というのはこうしてお茶の間向けに「BABYETAL=最高」であることを強調するわけだな。
「19か国50公演におよぶワールドツアーの真っ最中で、26万人を動員」とのナレーションに会場がどよめく。
とはいえ、この国数は、今年の横アリから来年6月のスペインまでのフェスを含む訪問国数、公演数は今年の横アリから来年の汎ヨーロッパツアー第一ラウンドまでのフェスを含まない単独公演の数、26万人というのはどこからどこまでかがよくわからない。
曲側に提供された資料のうち、「スゴイとこどり」をしたのだろう。まあいいか。
それはともかく、紹介が終わると画面が切り替わり、ステージに立つ三人が映った。
下手にMOAMETAL、中央にSU-METAL、上手に立つのは、久しぶりのKANOMETAL(藤平華乃)だった。
曲は事前予告通り「PA PA YA!!」。
この3年8カ月、BABYMETALは、ライブ会場や映画館で見るものだったから、テレビ画面に映る三人は新鮮である。曲に字幕がつくのもなんか不思議な感じ。
アップになるSU-の顔は珍しく緊張気味だったが、歌は揺るぎない。正確なピッチと荒々しい発音で、「世界のロッククイーン」のオーラを放つ。
MOAは下手で軽快に踊りながら、終始ニコニコと笑顔を振りまく。「♪祭りだ!祭りだ!」のところで盆踊り風手つきがアップになると、そのKawaiさが、お茶の間にズキューンドキューンと放たれる。さすがだ。
藤平華乃は、緊張気味の顔つきだったが、必死に笑顔を作り、ダイナミックに足をあげ、手を伸ばして踊り続けた。彼女はネット局初出演かもしれない。
ステージの奥行きが深いので、マスクを被った神バンドはほとんど映らないが、たぶん大村神-BOH神-青山神-Leda神だと思う。

(12月30日訂正:Leda神、青山神はほかに仕事があり、神バンドはエアバンドだった可能性を指摘する方もいます。また、藤平華乃はEテレに出演していた時期があるとのこと。)
曲紹介には「feat. F.HIRO」とあったが、今回はショートバージョンなので、ラップ・パートや、そのバックにかかる神バンドのギターソロはなかった。
1番が終わるとすぐに「♪踊って騒げ!踊って騒げ!…」のパートにジャンプして、あっという間に「♪PAPAYA!PAPAPA!」と終わってしまった。

時に18:30。わずか5分間の出演だった。
2016年にはYUIのCAさん話で盛り上がったタモリとの絡みもなし。
3rdアルバム『METAL GALAXY』や、1月25-26日幕張メッセ公演の告知もなし。タイアップではなかったということだ。
まあ、これがテレビというものだろう。
ともあれ、3年8か月ぶりの地上波でのBABYMETALのパフォーマンスは完璧だった。
この時間帯の視聴率がどのくらいになるのかわからないが、少なくとも数百万人、多ければ1千万人を超える方がBABYMETALを見たことになる。
テレビの世界で3年という時間はもう一昔前だ。
「消えたと思っていたら、もっとスゴイことになってるんだぁ」と思った方や、「噂に聞いたことはあるけど、実際に見たのは初めて」という方もいたのではないか。
これを機に、『METAL GALAXY』や「PA PA YA!!」を買ってみようとか、BABYMETALのライブに行ってみようと思う方が増えることを願う。