還暦記者もハマッた ベビメタのスゴさ、語り尽くす

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鵜飼真
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 「BABYMETAL(ベビーメタル)のライブに行った」と職場で言うと「それ誰? 知らない。メタルのバンド?」と反応されることがまだまだ多い。「私知ってる。ニュースで見たよ」という女性記者も「あの子たち、かわいいもんね」。確かにみんなかわいいけど……違うんや。それだけでこんなに熱中してるんと違うんや。

 5年ほど前にハマり、熱中し続けている。11月20日に大阪城ホールであったライブにも行った。グッズ売り場には長蛇の列。若者も多いが、白髪頭、はげ頭で還暦の私と同年代と思われるファンの姿も目立つ。

 私もベビメタのTシャツ、パーカを着て右手首にはロゴ入りのラバーバンド。列に並んで1時間半、やっと売り場に。前の夫婦は両手にグッズを抱えて「3万円も買ってしもた」とうれしそう。私は10月に60歳になって給料が半減したため「計5千円以内に」と誓って品選び。「二つだけ」と、ニットキャップとタオルをレジに出すと「合計5800円です」。「まいっか」と、ニットキャップをしっかりかぶった。

 待望の大阪ライブだった。10月に世界同時発売されたサードアルバム「メタルギャラクシー」は、米・ビルボードのアルバム総合チャートで13位にチャートイン。1963年に「上を向いて歩こう」の坂本九が記録した14位を抜く快挙だ。ライブの入場料1万1千円なんて高くない。ステージに大熱狂し、新曲「パパヤ!!」では、みんなと同じようにスタンド席からタオルを振り回した。約2時間立ちっぱなし。でも、日頃の疲れも吹っ飛んだぜ。

海外発信してもほとんど日本語

 ベビメタを初めて知ったのは…

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