放射能オリンピック?(2) | 私、BABYMETALの味方です。

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★今日のベビメタ
本日8月11日は、2013年、サマソニ2013大阪@舞州特設会場に出演した日DEATH。

次に、都内で流通している食品に含まれる放射能の量を、東京都健康安全センターのデータから見てみよう。
放射性物質が持つ放射能の単位をベクレル(Bq)といい、物質によって違うが、結局おなかの中に入ったその物質から出る放射線が細胞に影響を与えるのだから、ベクレル→シーベルト換算式というものを使って安全性を測る。
(例1)放射性セシウム137の場合
100Bq/kgの放射性セシウム137が検出された飲食物を1kg食べた場合の被ばく量
100×1.3×10の-5乗=0.0013mSv
(例2)放射性セシウム134の場合
100Bq/kgの放射性セシウム134が検出された飲食物を1kg食べた場合の被ばく量
100×1.9×10の-5乗=0.0019mSv


厚生労働省は、食品中に含まれる放射能の限度基準値を定めているが、東京都では、それよりはるかに厳しく、水や牛乳、乳幼児食品については放射性セシウム137および134の合計が0.9-1.3Bq/kg以下、一般食品については25Bq/kgという測定基準を設けて検査している。
その結果、最新8月6日付けの一覧にある435品目中、433品目がND=測定基準以下で、測定基準値を超えたのはわずか2点、そのどちらもイタリアからの輸入ジャムだった。
・調査日2019/7/31有機フルーツスプレッド原産国イタリア
→セシウム137のみ検出37Bq=0.000481mSv、ただし1㎏食べた場合。
・調査日2019/5/30フルーツスプレッド(ブルーベリー)原産国イタリア
→セシウム137のみ検出19Bq=0.000247mSv、ただし1㎏食べた場合。
435品目の中には、宮城県のそばやみそ、福島県の野菜、三陸沖の海産物なども含まれる。それがすべて測定基準値を下回っている。
しかもこの値はkg単位。ジャムはもちろん、野菜や魚を1㎏も食べるわけがないので、普通の食生活をする上では、都内に流通する食品はすべて安全だということになる。
2011年3月11日の大惨事から8年経った今でも、住民の不安に応え、東京都健康安全センターの職員は、これほど精密で継続的な測定を、雨の日も風の日も、今日みたいなクソ暑い日でも、毎日やっているのだ。頭が下がる。
こういう確かなデータに基づいて、安倍首相はオリンピック招致の際、「(放射能は)適切にコントロールされています。」と言ったのだ。どっかの大統領みたいに、身勝手な願望などではない。
日本という国の強みは、時として細かすぎるほど、生真面目で誠実な行政組織を持っていることだ。仮に、安倍首相や小池都知事が代わったとしても、経済産業省や東京都の職員の仕事の仕方が変わることはないだろう。
実は、韓国でも原子力安全技術院委員会(KINS)が全国各地の放射線量測定をしており、データが公開されている。
http://iernet.kins.re.kr/
それによるとソウル市内の8月10日現在のデータは、0.119μSv~0.162μSvで東京都の約3~4倍である。あれれ?見事なブーメラン。
もっとも、たとえ東京の4倍であっても、人体に与える影響はまったくないので、ソウル市も放射線量に関しては安全である。
今回、日本の放射能の危険性を言い立てた崔氏が、こういうデータを事前に調べてなかったことは明らかで、実務を全く知らず、主体思想を刷り込まれたまま一国を動かす立場になってしまったために生じた悲喜劇だ。

いまだに、日本政府の韓国向け輸出管理の区分変更を「規制」と書く日本の新聞社がある。
メディアの中には、何の根拠も示さず、8月28日の輸出管理Bグループ降格に続き、韓国に対する「規制第三弾」があるという「観測」をしているところもある。
ハッキリ言っておくが、そんなものはない。
そもそも8月2日の閣議決定は「第二弾」ではない。

7月1日に発表されたとおりに、まずは3品目、パブコメを経て政令改正の決定~公示~運用開始と、手順を踏んで粛々と進行しているに過ぎない。
一部日本人のネットの書き込みや動画サイトでも、韓国向けフォトレジストの輸出申請に対して、経産省が1ヶ月あまりで輸出許可を出したことに対して、「最短でも90日かかるはずなのに、なぜか短縮された。腰折れだ。」みたいに言っているのを散見するが、元経産省の細川氏は、いくつかの番組で、最初から「90日は標準審査期間というだけで、最短とか最長ということはない。」と発言していた。

世耕経済産業相大臣が「8月28日以降、その他の品目についても、不適切な事案があれば審査をきちんと行う」と述べたのも、当たり前の発言で、なんら「規制の追加」ではない。

手間をかけて変更後の申請と審査をやるのは、日韓の企業と日本の経済産業省なのであり、韓国輸出入当局のいい加減さによって、安保上の懸念が生じたのだから、韓国政府はそれを改善すればいいだけなのだ。
ところがこんな騒ぎになってしまった。

それはもともと韓国の歴代政府が「反日」を国是としてきたからだが、ぼくは、今回の韓国の反応は、「反日」という装いをとりながら、文政権が、韓国という国を自由主義陣営である日本から離間させ、共産主義独裁陣営に合流させる世論づくりに利用しているのが本質だと思う。
ということは、「日本=戦犯国」であり、今回の措置が「慰安婦&徴用工の被害国である韓国イジメ」であるかのような印象操作を行い、「撤回せよ」「経済侵略だ」「自由貿易への攻撃だ」「責任は安倍政権にある」という言説を行う政治家、メディア、個人は、すべてその「お仲間」だということだ。
「放射能オリンピック」というのもその一環である。

そもそも「放射能の危険」を言い立て、資源のない日本の原発を止め、電力供給を不安定化させることで利益を得るのは誰なのか。
あえて書きませんが、国内でも、この一カ月間、こういう傾向を持つ人たちが、次から次へとあぶり出されてきましたよね。
東京都健康安全センターのデータが示す通り、東京の放射線量や食べ物は、完全に安全です。
なにせ、オリンピック終了後の2020年10月10日、新国立競技場でBABYMETALが凱旋ライブをやるのだからね。
もちろん、Only The Fox God Knowsだけど。

(この項終わり)