日本の味方(1) | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日7月9日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。

BTSが表紙の『anan』(2019年7月10日号、No.2158)は、「つながる世界」というテーマで、国際的に活躍するアーティストの特集となっている。前半はBTS一色だが、P.57-64にBABYMETAL、P.78-81はPerfumeのインタビュー記事が掲載されている。
メイトとしては、5月の『ぴあMusic Complex Vol.13』に続いて、SU-METAL、MOAMETALの貴重な生の声が読めるインタビューだ。
詳細はぜひ購入して読んでいただきたいが、その中で、MOAMETAL、SU-METALとも(掲載順)、日本らしさや日本文化について語っているのが興味深かった。
MOAは、「私、日本らしさって絶対に持ってなきゃいけないと思うんです。それは日本が本当に好きで、もっと良さを世界に広げていきたいから。細やかさや丁寧さ、思いやりの気持ちをパフォーマンスでも出して、BABYMETALを日本文化の一つとして理解してもらえるようになりたいと思っています。」(P.60)と言っているし、SU-は、もともと日本史の勉強は好きだったけれど、「海外に行くにつれて日本について聴かれる機械も増えたので、きちんと説明できるようになりたい。日本舞踊もすごく興味があります。」と述べ、現在は日本文化を勉強中だそうだ。(P.61)
6年前の2013年6月、BABYMETALは、メジャー2ndシングルとして「メギツネ」をリリースした。
MVは、JR中央線阿佐ヶ谷駅北口徒歩5分の阿佐ヶ谷神明宮の能舞台で撮影されたもので、普段は雨戸が締まっているが、特別なイベント時には見ることができる。ベビメタ聖地のひとつであり、巫女さん手作りの「神むすび」は格好のお土産になる。


それはともかく、「メギツネ」リリース当時は、せっかく本格的なメロスピの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でメジャーデビューしたのに、「アイドル」としても、メタルとしても “和風”にはちょっと違和感を覚えた人もいたはずだ。
だが、2014年の欧米デビューに際して、日本をイメージする「さくらさくら」のメロディから入って、会場を一瞬でお祭りの熱狂に叩き込む「メギツネ」は、欧米人にもBABYMETALの何たるかがよくわかるキラーチューンとなった。
それは、現在でもYouTubeの公式MVにおいて、「メギツネ」は、「ギミチョコ!!」に次ぐ視聴件数を維持していることからもわかる。
また、2016年の「KARATE」も、本格的な“型”の振り付けではないにしろ、やはり日本のマーシャルアーツ=空手をタイトルとしていて、これもMVは「メギツネ」に次ぐ視聴回数となっている。
世界を股にかけてツアーを行っているBABYMETALにとって、「日本的」であること、あるいは日本文化を背景としていることは、大いなる強みになっている。
先月末、イギリスのコンサルティング会社「Future Brand」が、今年1月~2月に海外旅行した世界118か国2500人を対象に行った「Country Index」の結果が公表された。
評価項目は、生活の質、ビジネスの可能性、史跡や文化、観光、生産品やサービス、自然の美しさ、食べ物、寛容性、政治的自由などによる「国としてのブランド力」を評価するもので、日本は前回に引き続き第1位となった。ネットニュースで流れたのだが、詳細を知るために同社のサイトから英語版のレポートを取り寄せてみた。
2位はノルウェー(前回6位)で、以下3位スイス(前回2位)、4位スウェーデン(前回4位)、5位フィンランド(前回13位)、6位ドイツ(前回9位)、7位デンマーク(前回9位)、8位カナダ(前回5位)、9位オーストリア(前回8位)、10位ルクセンブルグ(新)と、ヨーロッパの国々が続く。
アメリカは12位(前回7位)、イギリスは19位(前回12位)、ロシアは27位(前回31位)、アジアではUAEが16位(前回19位)、シンガポールが18位(前回14位)、韓国が20位(前回20位)、中国は29位(前回28位)だった。


興味深いことに、上位20位までにランキングされているのは、2020年の予定も含めて、これまでBABYMETALがワールドツアーで訪れた国がほとんどを占めている。
要するに、BABYMETALがライブを行えるほどの国とは、政情が安定し、治安が良く、文化的レベルの高い国だということだ。
そして、今や日本は、これらの国々のトップであると世界的に認識されているわけだ。
こうしたことは、ぼくら中高年世代にとって驚くべきことである。
だが、それが驚くべきことであるということ自体、SU-やMOAの世代にとっては理解しがたいことかもしれない。
まず、イヤな話から片づけてしまおう。
こうした世界の認識とは真逆に、日本が大キライな国も世界には存在する。日本文化を愛することには、一種の戦いの様相があるということだ。

ここからはブラックJaytc節なので、ぼくをレイシストだと思っている人は読まないでください。(^^♪
7月1日、日本政府は韓国への輸出管理について、
①    軍事転用可能な民生品の輸出について、3年に一度の包括審査でよい「ホワイト国」(輸出優遇国)リストから韓国を除外し、一契約ごとに90日程度を要する個別審査を行う。その品目については、1カ月の意見聴取期間を置き、8月からとすること。
②    フッ化ポリイミド、レジスト、高純度フッ化水素の3品目については、7月4日から実施すること。
を発表した。
これら3品目は、韓国の主力産品である半導体やディスプレイの製造に不可欠だが、日本企業が世界シェアの70%~90%を占めているため、サムソンやSKハイニクスなどの韓国企業は日本からの輸入に依存している。
国際的な枠組みで輸出管理される軍事転用可能な民生品は1700品目あるといわれる。安全保障上、手続きを簡素化しても問題が起こらないと考えられる「ホワイト国」は27か国あり、韓国がこのリストに入ったのは2003年だった。
この措置の理由について、世耕経済産業大臣は3日、ツイッターで「輸出優遇国」の維持に不可欠な二国間の意見交換が、日本からの申し入れにも関わらず、文政権下で一度も行われておらず、「不適切な事案」が発生していること、旧朝鮮半島出身労働者問題について、G20までに満足する解決策が示されず、信頼関係が著しく損なわれたことを理由に挙げた。
また安倍首相は7日のフジテレビの番組で、「韓国が言っていることは信頼できないから措置を打った」と述べ、軍事転用可能な民生品の輸出管理に関し、韓国との信頼関係が崩れたとの認識を強調した。
実際、高純度フッ化水素は、半導体製造に用いられるだけでなく、ウラン精鉱(イエローケーキ)を中間物質6フッ化ウランに転換し、核爆弾に使用するウラン235を抽出する際に用いられる重要な物質だ。
日本から韓国へのフッ化水素の輸出は2016年の文政権誕生以来、急増したことがわかっているが、韓国の半導体生産が急激に増えた事実はない。一部報道では、韓国に輸入されたフッ化水素の30-70%の行方が不明になっているという。一方、2016年1月、9月、2017年7月には北朝鮮で核実験が行われている。
だが、韓国のネット上では、この措置を韓国大法院による戦時募集工の賠償判決に対する「報復」だととらえ、「日本は“戦犯国”なのに、再びわが国を滅ぼそうとしている」「日本製品不買、日本旅行自粛」「断交せよ」「韓国軍は日本に勝てる」といった過激な書き込みがあり、韓国で活動しているアイドルグループTWICEのサナ、モモ、ミナや、IZ*ONEの宮脇咲良、本田仁美、矢吹奈子ら、日本人メンバーを韓国芸能界から“退出”=追放すべきだという意見まで出ている。


ここからわかるのは、文政権は歴代の韓国政府が建国以来行ってきた「反日教育」の結果を利用して、低迷する経済の不満を日本に転嫁しており、韓国国民は、国際社会の中で現在自国が置かれている危険な状態を理解できていないということである。
「反日教育」の詳細についてはここでは触れない。詳しくはウィキペディアの「反日教育」の項や、呉善花氏の『侮日論』(文春新書954)などを読んでいただきたい。
現在、世界の国々は、原料の輸出入、商品の売買、人や文化の交流など、分かちがたく結びついている。
人類は集団を作って生きる動物であり、食料や資源、すなわち「生存」をめぐって、他の集団と交戦する。だが、過去に交戦した集団同士であったとしても、和平条約を結び、経済的に相互依存することによって、「絶滅」の危機は去り、再び戦争が起こる可能性も減少する。
小集団から国家へと発展するプロセスもそうだし、国家同士の関係もそうだ。
人類はそうして進歩してきたとぼくは思う。
だから、ある国を「敵国」とみなす公教育を施し、それによって育てられた国民感情を利用して、政府が失策から国民の目をそらし、その国と交わした条約や協定を一方的に破棄するなどということは、あってはならないはずだ。
しかし、悲しいことに、それをやっているのが現在の韓国、文在寅政権である。
その意味で韓国国民は被害者なのである。
実は、日本が“戦犯国”であり、悪であるという刷り込みは、つい最近まで日本人自身も持たされていた。
ぼくら昭和30年~40年代生まれの世代は、マスコミや教育によって「日本はちっぽけな島国なのに、第二次世界大戦でアジア諸国を侵略し、現地の女性を慰みものにし、虐殺と圧政の限りを尽くした悪い国である」と思い込まされていたのだ。
(つづく)