世界征服進捗状況(3) | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日4月18日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。

■観客動員数
ここにあげた観客動員数は、公演が行われた会場の収容人員数、野外フェスの場合は出演ステージ前の推定観客数を、ぼくが独自に集計したものである。
レディ・ガガ、レッチリ、メタリカ、GNR、KOЯN、ジューダス・プリーストのOAの場合も、「BABYMETALを直接観たお客さん」なのだから、数に含めた。

●2010年
国内2公演合計約500名(さくら学院重音部として。結成前のTIF2010は含まない。)
海外なし
●2011年
国内9公演合計約3,500名(さくら学院重音部として)
海外なし
●2012年
国内21公演合計約23,500名
海外1公演約3000名(シンガポール)


●2013年
国内28公演合計約167,000名
海外3公演合計約5,800名(インドネシア、シンガポール2)
●2014年
国内15公演合計約102,800名
海外13公演合計約193,000名(台湾、フランス、ドイツ、イギリス3、アメリカ6、カナダ)※レディ・ガガ帯同を除くと109,500名


●2015年
国内23公演合計約163,000名
海外15公演合計約255,000名(メキシコ、カナダ、アメリカ2、ドイツ5、フランス、スイス、イタリア、オーストリア、イギリス3)
●2016年
国内16公演合計約245,000名(Wembley LV、東京ドームLVを含む)
海外29公演合計約393,000名(イギリス10、アメリカ13、スイス、オーストリア、オランダ、ドイツ2、フランス)※レッチリ帯同を除くと約246,000名。
●2017年
国内24公演合計約277,000名 ※GNR帯同を除くと約185,500名。
海外18公演合計約320,000名(韓国、アメリカ17)※メタリカ、レッチリ、KOЯN帯同を除くと約3,500名。
●2018年
国内5公演合計約56,000名
海外18公演合計約163,000名(アメリカ8、ドイツ2、オーストリア、オランダ2、イギリス、シンガポール、オーストラリア3)※ジューダス・プリースト帯同を除くと160,500名。


●のべ動員数
国内2010-2018年合計約1018,000名
海外2012-2018年合計約1312,000名
●公演国
アジア:シンガポール、インドネシア、台湾、韓国
西欧:イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、オランダ
南欧:イタリア
東欧:なし
北欧:なし
北米:アメリカ、メキシコ、カナダ
中南米:なし
オセアニア:オーストラリア
アフリカ:なし

もっとも動員数の多かった年は、Wembleyと東京ドーム公演があった2016年ではなく、2017年である。
だが、この年、海外での単独公演はハリウッドのみであり、これだけ動員数が多くなったのは、メタリカ(韓国)、GNR(日本)、レッチリ(米東海岸)、KOЯN(米西海岸)といった大物バンドが、スタジアム級の会場を使用したためである。
大物バンド帯同時の観客数を除いた海外動員数は、2014年109,500名→2015年255,000名→2016年246,000名→2017年3,500名→2018年160,500名と推移してきており、とりわけ2017年に比べて2018年が落ち込んだわけではなく、2000名規模の会場の単独ライブと大規模フェス出演を組み合わせれば、15-20公演程度の出演で15-20万人の動員数を確保できるのだ。
国内に関してはもっと有利だ。2018年は国内ライブ5公演で56,000名の動員だったから、BABYMETALは、YUIMETAL脱退後も、1万人規模の会場を埋められるとわかった。
東京・大阪・名古屋あるいはこれに福岡・仙台・新潟・札幌を加えた大都市でのスタジアムツアーと、サマソニをはじめとした野外フェスを組み合わせれば、国内でも20万人以上の動員数は取り戻せると思われる。
また、西ヨーロッパの主要国と北米は何度もライブを行っているが、北欧(デンマーク、ノルウェー、フィンランド)、東欧(ロシア、ポーランド、チェコ、クロアチア)、南欧(スペイン、ポルトガル)、中南米(コロンビア、エクアドル、ブラジル、チリ、アルゼンチン)といった国々はまだライブを行っていないし、アジアでは、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国といった国々での公演を行っていない。アフリカもまだだ。
「世界征服」を掲げ、Only OneのBABYMETAL道をあまねく世界に知らしめるには、こうした未知の国々に足跡を残すことが必要だろう。実際、RedditのBABYMETAL Sensus 2019に答えた人の出身国は67か国に及んだ。世界中には、まだまだ潜在観客がいるということだ。
BABYMETALの動員数は、現時点で国内、海外とも、すでにそれぞれ100万人を突破している。大物バンド帯同という「早道」をとらなくても、きちんとライブスケジュールを確保すれば、国内、海外とも10万人単位の動員数を望める。
要するにBABYMETALはファンベースがしっかりできているということだ。藤岡幹大神の帰天、YUIMETALの脱退を経ながら、ここまでの体制を構築してきたのだ。
このポジションは、ちょっとやそっとでは動かない。
ベビメタロス期間の飢餓感がBABYMETALへの期待感を高め、その間、スタッフ、メンバーが行うひそかな「準備」が、ライブシーズンの開始とともに「斜め上」の満足感を生む。
メタリカやジューダス・プリーストがそうしているように、スタジオアルバムのリリース年を起点として、数年間をかけて日本を含むワールドツアーを展開し、休養期間をきっちり取りながら、次期アルバムの制作に入るというサイクルで動く。
2019年の新章は、3rdアルバムの収録曲を小出しにしながら、6月、7月のライブを乗り切り、8月のサマソニでベビメタ健在をアピールし、下半期の3rdアルバムリリース&海外ツアーへと進んでいくのだろう。12月には今年のように南半球ツアーが組まれるかもしれない。そのままツアーは2020年、21年へと続いていく。
このサイクルを何回か繰り返していくうちに、BABYMETALは世界中に熱狂的かつ忠実なファンを持つ大物バンド=Metal Goddessになっていくのだろう。
時には「問題作」や「インサイド・ドキュメント」のような映像作品も出してほしいっすけどね。
こうして、BABYMETALの「世界征服」は着々と進行していく。
もちろん、事件やハプニングがまた起きないとは限らない。だが、今回『PMC Vol.13』のインタビューで明らかになったように、SU-、MOAにとってBABYMETALは「体の一部」なのであり、どんなことも糧にして、前へ進んでいくのだと思う。
そんなBABYMETALの「世界征服」への歩みを、老骨に鞭打ってサポートしていきたいと思う。
(この項終わり)