ハリウッドRock Walk | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日6月21日は、2013年、「ミュージックドラゴン」でタカ&トシと共演。「だるまさんの一日」「無理やりメタルペイント」「土下座ヘドバン伝授」でお茶の間を唖然とさせました。

2015年には、WORLD TOUR 2015 巨大天下メタル武道会@幕張メッセが行われた日DEATH。

 

現地時間6/20(火)(日本時間6/21)カリフォルニア州チュラビスタMattress Firm Amphitheatre(20,500人)でKORNサポートツアーの2日目が行われますが、時間がなくてファンカムが見れないので、インプレッションは明日。

Palladium翌日の6月17日の午後、観光というほどでもないが、どうしても行ってみたい場所があった。PalladiumとホテルのあるSunset Blvd.を西に向かってひたすら歩くと、見えてきましたRock Walk。

ここには、お茶の水ほどではないが、Guitar CenterとSam Ashという楽器店、メサブギーのアンプショップなどが軒を並べている。

Guitar Centerは、ただの楽器屋といえばそのとおりなのだが、ハリウッドでライブを行った歴代のロックレジェンドたちが訪れ、楽器を購入したりリペアしたりした有名店。

入り口には、無造作に著名ギタリストたちの使用楽器が展示してある。

ロックンロールの大御所ボ・ディドリーに、ブルースの神様マディ・ウォータース

タッピングを開発した天才エディ・ヴァン・ヘイレン(ヴァン・ヘイレン)

ガレージロックの雄カート・コバーン(ニルヴァーナ)にザック・ワイルド(オジー・オズボーン~ブラック・レーベル・ソサイアティ)

サンタナ、ジェフ・ベック、スティーヴィ・レイ・ヴォーン。

わが日本のタク松本(B’z)もちゃんとあった。

店内に入ると、広い店内にアンプとギターがほぼ全ブランド販売されている。

スタジオ風のプレミアムコーナーにあるギブソン、フェンダーのカスタムショップ物はもちろん高額だが、それ以外は日本より1-2割安い感じ。

ずらりと4列にも並んだアンプにはすべてシールドがつながっており、椅子も置いてある。どうぞ試奏してくださいという態度なので、客はそのへんにある新品のギターを勝手に持ってきて、適当に弾いている。

ぼくも、よっしゃ、旅の恥は掻き捨てや、とばかりに、Ibanezの6弦とBlack Starのアンプで、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」をフルコーラス弾いてこましたった。なぜか関西弁だが、もちろん誰も注目しない。( ;∀;)

階段を降りて半地下のフロアに行くと、マーチン、テイラーを中心としたアコースティックギターのコーナー。ここではなかなか日本ではお目にかかれないテイラーのガットギター(PUなし)で「紅月-アカツキ-」アコースティックバージョンをお送りした。そばにいた店員は終始スマホをいじっており、演奏途中でどっかへ行ってしまった。ハナから「こいつ観光客だな。買わないな」と思われていたのであろう。くっそー。

ビンテージコーナーには、ギブソン、フェンダーのビンテージギターや、古いフェンダーのアンプがごろごろ売られており、5万円くらいからある。安い。

ギタリストにとってはもう涎がだらだら出る。ウッドストックでサンタナが弾いた61年型ギブソンSG(ビグスビー付き)が$999だった。軽くて、生音でもめちゃめちゃいい音。

ちょっと悩んだけど、大阪遠征となる夏の白キツネ祭りと、2日連続となるSSA巨大キツネ祭りが控えているため、自重。持って帰るにはハードケースも買わないといけないし。

Sam Ashにも行ってみる。

ここでもアンプの前には椅子が置いてあり、試奏自由である。ここの店員は気さくでいろいろ話しかけてくる。たまたま店にアルゼンチンから来たという若い女性グループが入ってくると、そばにいた長髪の男性客が、ここぞとばかりにジャズ風の超絶テクをひけらかし、チラチラ女性客の方を見ている。ギターが上手けりゃモテるだろうと思い込む悲しいギタリストのサガは、洋の東西を問わないようである。

ここで、へんなエフェクターを見つけた。初老のおじさんが試奏していたElectoro Harmonix社のMel 9という、ギターの音に合わせたシンセサイザーの和音を加えるエフェクター。単音でも、アルペジオでも、コード弾きでも、キーに合ったオーケストレーションをしてくれる。フルオケの壮大なものから、パイプオルガン風、バンドワゴン風なものまでいろいろなタイプのバッキングをしてくれる。教会でのミサ伴奏に使える。これも悩むが、AC電圧の問題とかありそうで、衝動買いは却下。

結局、カリフォルニアの明るい音像を期待して、地元ブランドのシールド(ギターのコード)のみを購入した。

ハリウッドに来ながら、ユニヴァ―サルスタジオとか、ウォーク・オブ・フェイムとかを見て回らずとも、楽器店巡りで十分満足である。

ちなみにアフターパーティから帰る途中、Hollywood Blvd.のオジー・オズボーンだけは発見できた。

しかし暑い。街路樹は背の高いパインツリー。街を歩いていると半分は耳に着くのはスペイン語だし、ホテルの従業員もスペイン語で話していた。聞いてみるとロサンゼルスの人口の6割がヒスパニックだという。今回は生鮮食料品店に行けなかったが、外食店の値段は高い。バーガーキングのNo.1ワッパーコンボは$7.99、タバコは$6以上だ。

Sunset Blvd.を歩いているだけで、何人もの黒人ホームレスを見かけた。タクシーやホテルリムジンの運転手はなぜかアルメニア人が多いという。やはり東海岸とはぜんぜん違う。アメリカ・ファーストのトランプが、移民・多文化主義の西海岸で憎悪されるのは当然なのだろう。

BABYMETALに導かれてやってきたアメリカ。いろいろなことが見えてくる。

最終日のディナーは、WABA Grillという流行りのチェーン店。

名物のWABAボウル($8.99)は、甘辛い牛肉のタパとローストチキンをごはんの上に乗せ、アボカドを添えたライスボウルである。このソースがおいしくて、$3.99でお買い上げ。帰国後、再現に挑戦中DEATH。