祝YUIMETAL聖誕!祝サマソニ! | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日6月20日は、1999年、YUIMETALこと水野由結が誕生した日DEATH。そして、2012年、「ヘドバンギャー!!」のMVが公開された日でもあります。

 

帰国しました。

成田からロサンゼルスは8時間だったのに、LAXからNRTは出発時刻が1時間も遅れ、18日午後1時に離陸して、フライトは11時間以上かかり、成田へ着いたのは19日午後4時過ぎだった。ううむ。デロリアンの魔法は何度経験してもわからない。

もう、いくつか新しい情報が入っている。

まずは、8月19日・20日のSummersonic 2017東京・大阪の2ndヘッドライナーとして出演することが決定。

8月19日(土)大阪会場:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド) OCEAN STAGE

8月20日(日)東京会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ MARINE STAGE

詳細は「SUMMER SONIC 2017」オフィシャルサイトをご覧ください。

http://www.summersonic.com/

 

この間、BABYMETALはニューメキシコ州アルバカーキに移動し、現地時間6月18日のIsleta AmphitheatreでKORNのサポートアクトを行っていた。

ファンカムからのライブレポート。

<セットリスト>

1.BABYMETAL DEATH

2.YAVA!

3.神バンドソロ~Catch Me If You Can

4.メギツネ

5.KARATE

6.ギミチョコ

会場はアンフィシアターという野外コンサート場。収容人員は1万5000人であるが、広い会場の奥まで見渡す限り人で埋まっている。ファンカムでそれを見たとき、やはり熱いものがこみ上げる。

「メギツネ」でのSU-の煽りは、「Hey guys of Albuquerque! What’s up!? On account of three, let’s jump up with Fox God. Are you ready? Are you ready!? 1, 2, 1,2,3 Jump!」でジャンプシークエンス×2。

「KARATE」での煽りは、野外でまだ明るいのでフォーンライト煽りではなく、「How you feeling tonight? How you feeling Albuquerque!? Let us hear your voice. I can’t hear you! Rise your hands! Make some noise! Woowoowoo…Louder!...You’re guys amazing!」と堂々たるもの。曲終わりと最後の「ギミチョコ」が始まったときの歓声が凄い。

会場を熱狂に巻き込んで、今回はシンプルにC&Rからの「See You!」で、さっそうと舞台を去っていった。

もうひとつ、巨大キツネ祭りは、SSA初日の9月26日(火) MOSH'SH PITと、9月27日のMOSH'SH SEAT×2が当選していた。これで、二女とシート席でBABYMETALを見るという野望が実現できる。施設からの連れ出しが出来ればの話だが。

大阪は両日とも落選。全落の方も多いと聞くので、なんか申し訳ないです。

 

さて、本日は、いわずとしれたYUIMETAL聖誕祭である。

時差ボケで4時に目覚めてしまったので、朝からトマトを食べつつ記す。

小学生の頃の水野由結は、カワイイの塊であった。

さくら学院初代生徒会長の武藤彩未一家とは家族ぐるみのつき合いをしていたというが、2007年オリコンの子どもファッション誌『キッズスタイル』の読者モデルをしたあと、雑誌廃刊後にアミューズキッズにスカウトされた。

さくら学院に「転入」する前は、2008年にバンダイ「プリキュア光るインナー」のCMに出ており、ぼくは二女といっしょに毎週日曜日の朝、それを見ていた記憶がある。

2009年のトヨタ自動車提供のネット番組「新しい子ども番組」は、倉本美津留が先生役で出ており、ここで飯田来麗、杉崎寧々、佐藤日向、菊地最愛らと共演している。このときの水野由結は年上の子たちの中で揉まれている感じだったが、今見てもその存在感は際立っている。

この頃何本かテレビドラマに出ている。2009年6月の日テレ「MW-ムウ-第0章〜悪魔のゲーム〜」(児童養護施設の孤児役)、2009年11月のフジテレビ「“家族”の忘れもの ハッピーバースデー」(主人公の少女期役)、2010年3月のTBS「記憶の海」第3話「山内教授の記憶」(小学生時の山内京子 役)。

回想シーンで使われることが多く、子役としては複雑な性格の難しい役をこなしている。

その演技力で抜擢された2011年のさくら学院スペシャルドラマでは、身長が一番低いのを気にして、松井愛莉をうらやみ、「体が入れ替わってしまう」という難しい役であった。最前列の椅子で足をぶらぶらさせるゆいちゃんは、“お人形さん”のようであったが、やはりちゃんと全身で演技している。

さくら学院DVDの中では、バトン部のPRでバトンを落としてしまうゆいちゃん、「アイビーガール」を縦笛で吹くゆいちゃん、菊地最愛と校庭を駆け回るゆいちゃんは自然体だが、NTTの光の天使No.9を演じたときは、自己紹介しながらキレッキレのダンスを披露するギャップが凄かった。

つまり、水野由結はカワイイだけじゃない。幼いながらも天性の演技力をもつプロである。

家族が生命の危機に陥ったとき、病院の待合室で大好きな可憐GirlsのCDをかけてもらい、「Over the future」の「♪明日へさあ行こう」のフレーズに勇気づけられた。

これが彼女の原点で、そんなふうに誰かを勇気づけられる可憐Girlsのようになりたかった。だから、武藤彩未、中元すず香のいるさくら学院に入れたことを誇りに感じており、卒業時には「さくら学院への思いは誰よりも強い」「さくら学院は世界一の学校」と胸を張った。2012年のLegend“D”でメタル版「Over the future」を披露したあとは、学院日誌で、「夢が叶いました」と書いた。

座右の銘は「完全燃焼」。血液型はO型。おっとりしているように見えて実はしっかり者。

中学三年の時、ライバルであり親友の菊地最愛が生徒会長になって、「プロデュース委員長」に就任した。最初はその役職の意味に悩んだようだが、この年のさくら学院のセトリはすべて水野由結が作成した。そればかりか、ライブごとに楽屋での全メンバーの衣装チェックと小道具などの整頓、ダンスのグループ練習リーダーなど、下級生にとっては菊地最愛以上に「厳しい」先輩であった。MIKIKO師直伝の「お客さんに見せるんだからきっちり練習して、パフォーマンスのクオリティを維持しなければならない」というさくら学院ポリシーは、武藤彩未→中元すず香→堀内まり奈→菊地最愛と、歌唱力で決まる生徒会長=“センター”と、それとは一味違った、飯田来麗→水野由結と続く、いわば“監督”像へと受け継がれていく。

しかし、水野由結は厳しいだけじゃない。というか、メイトさんの中では「ゆいちゃん=赤ちゃん」「リアル天使」「おっとり美人」感の方が強いだろう。

YMY(ゆいちゃんマジゆいちゃん)と呼ばれる(というか自称?)ゆいちゃん推しの方々は、書き込みの最後に必ず「ゆいちゃん」をつける。「今日は天気がいいね、ゆいちゃん」「これから仕事に行ってくるよ、ゆいちゃん」等々。

ゆいラグという言葉がある。

三人そろってポーズをするとき、あるいはインタビューを受ける際、他の二人に比べて一瞬ポーズやリアクションが遅くなってしまう現象のことであり、これがカワイイと評判である。

さらにゆいちゃん=ペコちゃん説。

不二家のキャラクター、昭和の香りのするツインテールのペコちゃんのホッペは、昔からぷにぷにであり、ペロリと舌を出した顔は、「BABYMETALデフ」と言ったあと、一瞬間をおいてウインクするゆいちゃんにそっくりである。

夏のキャンペーンで浴衣を着てキツネ面をかぶったペコちゃん、ハロウィーンで黒いドレスを着たペコちゃんは、「寄せて」いるんじゃないかと思われるほど、ゆいちゃんを彷彿させる。

しかし、ゆいちゃんは三頭身じゃない。ふざけるな。そんなYMYメイトさんたちの不満を見越してか、不二家印のレモンスカッシュに描かれた「大人ペコちゃん」はリアルなプロポーションの清楚な女子大生風で、もうゆいちゃんにしか見えない。

決定的なのはテレビやインタビューでの発言で、「プチ自慢なんですけど、ホッペがプニプニしてるんですよ、よくメンバーとかにも触られたりしてて、でー、でー、で?」と隣の子に聞いてしまう(2013年)、「こんなトゲトゲ家でつけないでしょ」とトシに突っ込まれて、「つけないです」(2013年、ミュージックドラゴン)、海外のインタビューで、「怖いものは?」と聞かれて「おばけ」と答え、インタビュアーがあまりの可愛さにまっ赤になって「Me, too」と言ったり、(2016年Nylon)、他の二人が答えている間、時差と疲れで何度もコックリしてしまったり(2016年ドイツ)、タモリに「海外で声かけられる?」と聞かれて「スチュワーデスさんにおかしをいっぱいもらいました」(2016年Mステ)といったホッコリエピソードである。

だがしかし。

水野由結は、小学生時代、カワイイのに演技力抜群の名子役だった。中学時代は根性のダンスパフォーマーであり、ことライブになると厳格な先輩だった。

さくら学院卒業後は、身長が伸びるのと同時に、古き良き日本の女優さんのようなオーラを放ちつつ、おっとりした天然ぽさが注目されている。しかしこれも、演技ではないのか?

海外でナメられてはいけないSU-に代わって、天然のおっとりキャラを引き受け、結果としてSU-を守っているのではないか。

ゆいちゃん=水野由結=YUIMETALは少なくとも、もう赤ちゃんではない。フェス現場やライブ会場入りの時には、美白を守るために日傘を愛用する大人の女性だ。

自分の娘でもそうだが、いつまでも子どもの頃のイメージを抱いていると、あっという間に乗り越えられて行ってしまう。そして、それでいいのだ。

水野由結さん、18歳の誕生日、おめでとうございます。