レッチリUSツアー千秋楽マイアミ | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日4月30日は、2017年、Red Hot Chili PeppersのUSAツアーSpecial Guestとして、マイアミ(FL)American Airlines Arenaに出演した日DEATH。(現地時間4月29日)

 

胸がアツい!瞼の裏で忍者がタマネギを切っている。しかも4人。

2017年BABYMETALレッチリサポートアクト、アメリカ東海岸~フロリダ縦断ツアー、千秋楽。

会場は、フロリダ州マイアミ市American Airlines Arena(収容21,000人)。マイアミ港に面した巨大アリーナである。

土曜日、かつBABYMETALのサポートアクト最終日だけあって、観客の入りは最高である。

「紙芝居」が始まった瞬間、SSAもかくやという2万人の大歓声。「DEATH!DEATH!」の大合唱は、単独ライブそのものである。曲の終わりとともに「Woo!」「ピーピー!」と怒涛のような口笛と雄たけびが上がる。

余韻を残したSEのあと、2曲目「いいね!」が始まる。ここはアメリカ、フロリダ州マイアミなのに観客の「ハイ!ハイ!」が入っている。もうここでぼくはぐっときてしまう。だが、ここはがまんしてSU-の煽りを聞いてみよう。

SU-「What’ Up、Miami!」

観客「Woo!」

SU-「Make Some Noise!」

観客「Woo!」

SU-「Say, Hoo!」

観客「Hoo!」

SU-「Say, Hoo!」

観客「Hoo!」

SU-「Put your KITSUNE Up!」

YUI、MOA「きつねだお」

もう、本当に日本のライブと同じ。観客はBABYMETALの「文法」にすっかり慣れ、楽しんでいる。後半、歌に入ってからはBOH神のピョンピョンが止まらない。ノリに乗っている。

三人がいったん退場し、かど神のドラミングに合わせて、神バンドのメンバーがステージ前面にせり出してくる。観客は大拍手で応える。藤岡神は、いつもながら、左手を指板上ぎゅんぎゅん移動させながら突き刺すようなフレーズを放つ。それに対してLEDA神はゆったりとしたメロディックなフレーズを奏でた後、「カリフォルニケーション」。観客は大ウケで大拍手。ライブバンドの真骨頂である。

「KARATE」。「How feeling tonight、Miami!」で、もう観客は携帯を取り出し、ライトを点け始める。「Ok, Guys, take your phone out」「Turn on your Camera light」「Oh, what amazing」「I wanna see more」「show me your light!」「Wave your hands」の煽りは、堂々たるBABYMETALの定番となった。観客のファンカムはここで自撮りにして、幻想的なライトの背景を撮影する。もう観客はそれを楽しみにして来ているのだ。

そして、「Everybody Jump!」では、ファンカムが揺れる。ワシントンD.C.では座りっぱなしだった観客が総立ちになり、ジャンプしている。

最終曲、「ギミチョコ!」でその奇跡が起こった。

予告ツイッターにより、最終日、Chad-METALの共演、曲は「ギミチョコ!」と予想されていたが、「KARATE」の余韻のあと、ステージには、ゾロゾロとコープスペイントの男たちが上がってくる。会場は大歓声に包まれる。

Red Hot Chili PeppersのFlea(B)、Chad(D)、Josh(G)にスタッフのネイトさん(tp)の4人である。神バンド8名体制。

フォーメーションは、上手からLEDA神(G)、Josh神(G)、Chad神(D)、かど神(D、スティックのみ)、Flea神(B)、BOH神(B)、Nate神(Tp)、藤岡神(G)。

ドラムスはChadが担当。かど神は隣でスティックを持って時々シンバルを叩く。FleaはBOH神の隣でベースを弾き、競演している!ソロじゃないけどね。

下手のベースアンプとギターアンプに挟まれた奥の方でトランペットを吹いているのは、Nate神である。「♪パラッパッパッパー、パッパッパー、パッパッパー」のところで、3度上のハモリを吹いている。

チャドのドラミングは、かど神以上にパワフルで重い音。「ギミチョコ!」史上最高の荒っぽい演奏だが、三人のダイナミックな歌とヘンテコダンスは、その迫力に全然負けてない!

ロックの殿堂入りしている世界的バンド、レッチリをバックバンドにして、10代のアイドル3人組が歌い踊ったのである。芸能マスコミは一切報道しないが、今日は日本音楽史上記録されるべき偉業が達成された日である。

そんなことより、SU-の「ギミマチョコレートチョコレート!Sing it!」のところでは、チャド神もドラミングし、Flea神は「チョコレート、チョコレート」のメロディを弾き、Josh神はE-B-E#m7-C#mというコードを、黒い長髪ウィッグを振り乱して弾いている。楽しくて仕方がないという感じ。

4人の忍者がぼくの瞼の裏でタマネギを切っている。

20日に及ぶツアー最終日、BABYMETALとレッチリは、またも感動を与えてくれた。

最後のC&Rのあと、SU-は4人のそれぞれの名をMETALネームをつけて呼び、ステージを去る彼らに感謝して見送り、深々とお辞儀をした。大歓声が起こる。

そして「We had so much fun and want to see light in tour with you guys again! See You!」と言ってステージを去っていった。

大歓声、大拍手、口笛。

BABYMETALは完全にアメリカの観客の心をつかんだ。

そして、ぼくら日本にいるメイトの心も、ふたたび熱く燃え上がらせてくれた。

<セットリスト>

1. BABYMETAL DEATH

2. いいね!

3.神バンドインプロ~あわだまフィーバー

4.メギツネ

5.KARATE

6.ギミチョコ!(w/ Flea-METAL、Chad-METAL、Josh-METAL、Nate-METAL)

レッチリのUSツアーはまだまだ続くがBABYMETALのサポートアクトはここまで。

BABYMETALのSU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALの三人。神バンドの藤岡神、BOH神、かど神、LEDA神の皆さま、KOBAMETAL様、チームベビメタのみなさん。

PAPIMETALさん、ITCHIE-METALさん、コスプレで大人気となったひろみんさん。

ぼくはシャーロットだけでしたが、ほかにもスポット参戦した日本人メイトのみなさん、20日間、本当にお疲れ様でした。

日本ではぺリスコやファンカムを見て応援するしかなかったぼくですが、毎日毎日、現地の映像に心揺さぶられ、パワーをもらっていました。本当にありがとうございました。

マイアミは、The Beatlesが1964年のアメリカ初上陸時に、つかの間の休暇を楽しんだ場所。とりあえず肩の荷を下ろし、ゆったり楽しんでください。

帰国後は数日間、時差がキツいですが、長旅の疲れを癒し、世を忍ぶ仮の姿に戻って、くつろいでください。

ぼくはいつもいつも、いつまでもBABYMETALの味方です。