レッチリUSツアー6日目リトルロック | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日4月23日は、2015年、The One 男性限定「黒ミサ」が行われ、2017年、Red Hot Chili PeppersのUSAツアーSpecial Guestとして、アーカンソー州リトルロックVerizon Centerに出演(現地時間4月22日)した日DEATH。

 

ワシントンD.C.からリトルロックまでの総移動距離は、ゆうに3000㎞を超えた。今日からレッチリUSツアー後半戦である。

アーカンソー州リトルロック。名前にRockが入っているのでRock Cityと呼ばれる。カッコイイなあ。だがここは南北戦争の激戦地。南部の都市である。

1957年、この地でリトルロック高校事件が起こる。人種差別違憲判決(ブラウン判決、1954年)により、公立学校の融合教育化が進み、リトルロック市でもセントラル高校が、初めて9人の黒人学生に入学を許可した。すると大勢の白人市民たちが学校を包囲して、黒人学生の登校を妨害。州知事も白人側につき、州兵を動員して黒人学生を排除しようとした。

これに対してリトルロック市長は、アイゼンハワー大統領に軍の派遣を要請。事件が全国報道されたため無視できなくなった大統領は第101空挺師団を派遣して介入、黒人学生の登校を護衛したという事件である。ほとんど内戦であるが、これが当時のアメリカという国であった。

州知事といえば、ビル・クリントンは大統領になる前、アーカンソー州知事だった。

リトルロックに限れば、連合国日本占領軍(進駐軍)の司令官、ダグラス・マッカーサー元帥がこの町の出身である。

そして歌姫エイミー・リーを擁したゴシック・メタルバンド、エヴァネッセンス(Evanescence)の出身地でもある。後日記事にするつもりであるが、ぼくは、BABYMETALの音楽性の発展形のひとつが、このエヴァネッセンスではないかと思っている。

さて本日の会場は、市内を流れるアーカンソー川北岸のノース・リトルロックに位置するVerizon Arena。

ワシントンD.C.と同じく、携帯電話会社のネーミングライトがついたNBA/NHLスタジアムである。収容人数は18,000人。

単独ライブではないにしろ、BABYMETALがこの町で「ギミチョコ!」を演奏するのは、歴史的な出来事である。なにせマッカーサー元帥の出身地で、広島出身のSU-が「ギブミーチョコレート」だもんね。NHK特集をやってもいいくらいだ。ま、やらんだろうけど。

例によって入場が遅れ、Jack Ironsのオープニングアクトが遅れたらしい。

「紙芝居」が始まった時の歓声が凄い。明らかにシャーロットより大きいぞ。

ギターリフが始まった瞬間も凄い。「B・A・B・Y」「DEATH!DEATH!」も唱和している。ほとんど単独ライブだな、これ。藤岡神もフレーズの最後を伸ばしたりハーモニクス入れたりしている。ノリにノッテいる感じ。よっしゃあ、気持ちいいこれ。曲終わり、凄い歓声、口笛。

2曲目は、今回のツアー初めて「YAVA!」を持ってきた。ん?SU-の声が少しこもり気味か。ITCHIE-MATELさんによれば、今日現地は寒かったとのこと。風邪ひいたか?

3曲目は「CMIYC」、藤岡神はキレまくりのソロ、ピッキングハーモニクスの嵐。LEDA神もギロギロの速弾きからレッチリの「By the Way」を持ってきた。BOH神のソロが凄い!超絶テクの嵐。かど神のドラミングも吹っ切れたように激しい。ブレイクに入っても、ギタリスト二人はトレモロ、アーミング、ピッキングハーモニクスでオカズをガンガン入れる。もう、今ツアー最高のライブであることは確定である。

SU-「We are so happy to be in Littlerock」

観客「ウォー!」

SU-「This is our first time here!」

観客「ウォー!ピーピー(口笛)」

YUI (小さな岩のジェスチャーをしながら) 「Littlerock is such a beautiful place!」

観客「ウォー!」

MOA「We love Littlerock how about you?」

観客「ウォー!」

SU-「We want have an amazing time with you more! Get ready to sing after me OK?」

観客「ウォー!」

SU-「♪Woo Woo、Sing it!」

観客「♪Woo Woo」(おずおずと)

SU-「♪Woo Woo」

観客「♪Woo Woo」(大声を出し始める)

SU-「♪Woo Woo」

観客「♪Woo Woo」(大合唱)

SU-「♪Woo Woo」

観客「♪Woo Woo」(叫びまくる)

SU-「You did a good job!」

観客「ウォー!ピーピー(口笛)」

YUI、MOA「I found you!」

いやもう確実に単独ライブ状態ですわ。

5曲目、「KARATE」。

SU-「How feeling tonight?」からのフォーンライト煽りは、もう、観客がそれを望んでいることが分かる。

「Take your phone out」で、ほぼ全員の観客がフォーンライトをつけると、SU-は「Oh!You know what I say.」といってコミュニケートしていく。すぐに「Sing」と言おうとするが、ちゃんと手順通り「Turn on your light」「I want see more!」「Wave your phone」と言ってからハミングに入る。

SU-のハミングに合わせ、ほぼ全員が「Woo Woo Woo」とシンガロングする。東京ドームの再現。しかも揺れている!

6曲目「ギミチョコ!」曲の始まりと同時に観客が奇声を上げる。藤岡神は、歌の入りにピッキングハーモニクスでオブリを入れる。

「Are you all enjoy yourself?」以降の煽りに観客は大声でこたえる。

SU-「ギミマイチョコレート、チョコレート、チョコレートSing it!」

観客「Give me my Chocolate Chocolate Chocolate!」

SU-「ギミマイチョコレート、チョコレート、チョコレートSing it!」

観客「Give me my Chocolate Chocolate Chocolate!」

SU-「ギミマイチョコレート、チョコレート、チョコレート」YUI、MOA「Sing it!」

観客「Give me my Chocolate Chocolate Chocolate!」

ここは、マッカーサー元帥の出身地。「ギミチョコ!」は、ロック/メタル史に残る名曲となった。

曲終わり、大歓声、口笛。

SU-の「We---Are---?」が長い。大満足。

<セットリスト>

1. BABYMETAL DEATH

2. ヤバッ!

3. 神バンドインプロ~Catch me if you can

4. メギツネ

5. KARATE

6. ギミチョコ!

終演後、ベビメタTシャツはSOLD OUTとなったそうだ。

リトルロック陥落。

BABYMETALは、明日いよいよ決戦地フロリダに入る。