ブログ開設1周年 | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日、2月17日は、2014年、ニッポン放送「西川貴教のちょこっとナイトニッポン」に出演。(~21日)2016年には、7月17日のアメリカのフェス『CHICAGO OPEN AIR』に出演することが発表された日DEATH。

 

早いもので、このブログを開設してから丸1年が経過しました。

おかげさまで、大勢の読者のみなさまに支えられ、アクセス記録を集計すると、2月13日までに累計100万PVを超えました。

書き続けて来られたのは、ひとえに読者のみなさまが、拙い長文を読んでくださり、「いいね!」をくださったおかげであり、この場を借りて深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

2014年、顧問先とのトラブルで仕事を失い、前妻との離婚により、思い描いていた将来像が消え失せました。「パパと暮らしたい」とぼくを選んでくれ、気丈にふるまっていた次女は、うまく笑えなくなったぼくに同調してしまい、次第に元気をなくして、不登校になりました。前妻の不倫相手の奥さんが家にやってきたこともありました。学校や市役所などとともに、児童相談所にも助言を求めていたのですが、2015年1月9日の早朝、屈強な職員数名がぼくの家にやってきて、ぼくに「父親失格」の烙印を押して、泣き叫ぶ彼女を連れ去りました。その翌月、仲人をしてくれた信仰上の恩人である助祭が亡くなりました。

次から次へと出来するネガティブな事象に混乱したぼくは家から出られなくなり、精神的な深い暗闇に沈んでしまいました。

家族連れが多く明るい音楽がかかっているスーパーでは怖くて買い物もできず、深夜のコンビニ通い。何もやる気がせず、細々と預金を食いつぶしながら、引きこもりがハマるという「アニメ」と「アイドル」をYouTubeでぼんやりと眺める日々。ギターには、手も触れませんでした。

2015年11月、「ポストももクロ」で検索してBABYMETALの存在を知りました。

最初はブレブレのファンカムでした。第一印象は、ご多聞に漏れず「なんじゃこりゃ?」。

しかし、ソニスフィア2014の「イジメ、ダメ、ゼッタイ」と、新春キツネ祭りの「Road of Resistance」を見て、全身に衝撃が走りました。

ファンカムの中で、「DEATH!DEATH!」と歌い踊る少女たちに、「ダメダメな状況に沈んでないで、死んで生まれ変われ!」と呼びかけられているような気がしました。

横浜アリーナで空中浮遊する三人と号泣する観客。

「これはただ事ではない」と思いました。

三人の生い立ちや、さくら学院時代の様々な映像。その来歴を調べ始めると、書かずにはいられなくなりました。そして入試時期の仕事が一段落したあと、思い立って、書き溜めた文章をきちんと整理して、誰かに読んでもらえたらいいなと考えて開設したのがこのブログでした。

「読んでくださる方がいる!」と思うだけで、どれほど励みになったことか。

読者のみなさまには、感謝してもしきれない思いなのDEATH!

 

今日これを書くにあたって、1年前の記事を読み返してみました。

ブログという構造上、新しく読者になってくださった方が、以前の記事を読む機会はなかなかないと思うのですが、物語っぽくなっているので、ベビメタロスの暇つぶし、あるいは新規メイトさんの「ベビメタとは何ぞや」というご参考にはなると思います。

アメブロのデフォルトでは、「次の記事」ボタンでひとつ前にアップした記事へ、「前の記事」で新しい記事へ進む作りになっています。

最初から読みたい場合は、「記事一覧」の2016年2月のところで「古い順」に並べ替えると一気に読めると思います。内容をご紹介しておきますね。

 

「序章」は、2015年1月の「新春キツネ祭り」でSU-が「かかってこいやあ!!!」と叫んだ瞬間に至る、いわばBABYMETAL誕生の導入部です。何度も何度も推敲し、ボロボロ泣きながら書きました。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12129731422.html

 

「第1章」のサブタイトルは「覚醒」。「序章」と一部重複しますが、2010年11月の重音部デビューから、インディーズデビューシングル「ヘドバンギャー‼」のリリースまでで、SU-が生徒会長、シンガーとしての責任に目覚め、MIKIKO師に鍛えられた三人が、目黒鹿鳴館で観客を熱狂させた「メタル」覚醒の瞬間を描いています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12129835517.htm

 

「第2章」のサブタイトルは「誕生、死、そして再生」。Legend ”I”での神バンド初降臨から、“Z”で解散の危機から、神バンドが再び降臨し、「BABYMETAL DEATH」の白装束で蘇るまでを描いています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12130063197.html

 

「第3章」は「アイドル卒業」で、2013年の中元すず香卒業式から、デロリアンに乗ってKOBAMETAL側から見た2012年の歩みを振り返るという趣向。アイドル横丁での骨バンド初出演や、謎のLive in Singaporeにも触れています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12130584168.html

 

「第4章」は「ロックフェス席巻」で、神バンドと共に全国のフェスを席捲する雄姿を描いています。前年には見学するしかなかった、ももクロが出演したサマーソニック幕張メッセRainbowステージで、アイドルファンとロックファンを熱狂に巻き込んだ勝負のとき。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12131242867.html

 

「第5章」は「アイドルの倫理」と題して、BABYMETALがアイドルグループ出身であるがゆえの「お客さんを笑顔にしたい」という誠実なアーティストぶりと過酷な鍛錬、神バンドの立ち位置などについて考察しています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12131836094.html

 

「第6章」は「新しいメタル」。「ギミチョコ!」をはじめとするBABYMETALの楽曲が、いかにして作られたか、なぜそれをKOBAMETALが「新しいメタル」と呼んだのかを考察しています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12132425740.html

 

「第7章」は「メタルの条件」と題して、「アイドルかメタルか」という論争に対して、メタルという音楽の歴史性を踏まえて、BABYMETALはその歌詞こそがメタルであるというテーゼを提出しています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12132751276.html

 

「第8章」は、「ワールドツアー大勝利!」。2015年3月のYUI、MOAの卒業式から、メキシコシティのCirco Voladorに始まり、横浜アリーナで締める2015年のワールドツアーで「大勝利!」を重ねるようすと、ファンカム、ツイッター、WifiがBABYMETALの快進撃を支えているしくみを解説し、こうした通信回線の高速化に、ほかならぬSU-、YUI、MOAが「光の天使」として一役買っていたことも解説しています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12133229923.html

 

「第9章」は、「アイドルへの親目線輸出」と題し、AKB48やももクロのファンベース形成のしくみを考察し、BABYMETALもまた「成長期限定ユニット」出身のアイドルであるがゆえに、幼いころからの「成長」を追ってゆけることが、欧米のメタルファンにも受け入れられていく要因だったことを説明しています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12134000882.html

 

「第10章」は、第9章の続きで、「21世紀のマイケル・ジャクソン」。海外のメタルヘッドたちが、BABYMETALを好きになるとさくら学院にもハマってしまう現象を考察し、YouTubeでのBABYMETAL関連動画の視聴件数などのデータをもとに、なぜBABYMETALだけが海外で成功できたのかを分析しています。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12134861538.html

 

「終章」は、ブログのサブタイトルにもなっている「アイドルとメタルの弁証法」。

一見対立的に見える「アイドル」と「メタル」。しかし同ジャンルでのサブジャンルの貴賤は世の常。絵画の歴史を参照しながら、「アイドル」か「メタル」か、「良い」か「悪い」かは、評論家やアーティストが決めることではなく、ぼくら自身が決めればよいという結論。そして、BABYMETALがいつか解散する日のことも書きました。

http://ameblo.jp/jaytc/entry-12136128498.html

 

「評伝BABYMETAL」として出版するテイで12章立てになっています。写真とかがないと、アイドル本としてはなかなか難しいとは思いますが、出版社の方、オファーお待ちしております。(^^♪

まあ、今どきブログで、ほぼ毎日アイドルに関してこれほどの長文を書き続けるのは、相当な変態だよなと思いつつ、「BABYMETALの味方」として、これからも体力の許す限り、書き続けていきたいと思います。

あらためて、この場を与えてくれたBABYMETALとキツネ様に、感謝いたします。

本当に、ありがとうございます!