横浜アリーナ大勝利! | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

1月26日は、2016年、USツアーの5月5日ボストン追加公演、西海岸シリーズ(7月12日シアトル、7月14日サンフランシスコ、7月15日ロサンゼルス)が発表された日DEATH。

 

昨日の関東地方は快晴だったが、最高気温は5度前後と寒かった。物販には午前0時から並んだ方もいたらしく、午後1時には500人が並んでいたらしい。太陽の当たる場所ならいいが、日陰はきつかったでしょう。午後3時一般販売開始で、例によって50分で売り切れたようだ。バイトに買わせたTシャツを大量に集めていた転売屋がスタッフと揉めていたらしいが、買われた後ではどうしようもない。

チケットチェック無しはやはりまずい。すでに大阪、神戸のTシャツがオークションサイトに14,000円前後の即決価格で出品されている。1枚1万円の粗利。一人1アイテム1点といったって、バイトを雇って数をそろえれば買えるのだからチケットチェック無しでは無意味だ。こういう人たちが蠢くのは人気者の宿命だが、運営はチケット転売を禁じているのだから、グッズに関しても防げるものは防ぐべきだ。

午前中に仕事を切り上げ、2時間前くらいに来て並ぶ人は、せっかくのライブなのだから、何か記念品が欲しいのだ。初見の人もいるのだから、昔のTシャツやグッズも持ち込めばいいのに。あるいはパチモン屋がやっているように、記念ステッカーくらい作って、500円で大量に売ればいいのに。

 

明日詳しく書くが、実は昨日1月25日、パシフィコ横浜では、ほぼ同時刻にジェフ・ベックが6年ぶりのスタジオアルバム「Loud Hailer」のツアーでライブをやっていた。かぶっていたのだ。

ジェフ・ベックはリッチー・ブラックモアと同じく、御年72歳。これが最後の来日公演になるかもしれず、しかも初日。横浜在住の70年代-80年代HRファン(主に50代)、特にギタリストのみなさんはジェフ・ベック、90年代ラウド系ファン(主に40代)はガンズというまた裂き状態。年明け早々、フェスかよ!(さまぁーず三村風に)

したがって、昨日のガンズのライブは、40代以下のメイト含有率が高かったと思われます。

今回のセトリは、

1.BABYMETAL DEATH、2.ド・キ・ド・キ☆モーニング、神バンドソロ~CMIYC、3.メギツネ、4.KARATE、5.ギミチョコ‼

と、神戸と同じ。大阪の神ソロ~あわ玉はマボロシ?

オープニングの「BABYMETAL DEATH」から、「ハイ、ハイ…」と合いの手の大合唱。

ピット後方の柵あたりでは立ち尽くしている方もいたが、他の角度からVIPスタンディングピットをとらえた動画では、半分くらいの方が「デス!デス!」をやっている感じ。

続く「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の「いま何時?」もSU-の「Say!」がなくても1回目から叫んでいる。

心配していたSU-の声は、1日養生したせいか、かすれておらず、コケティッシュに歌っている。YUIとMOAの「リンリンリン!」の声は大きくなっているし、ダンスもキレキレ。曲終わりに「YUIちゃーん」の野太い声。やっぱり、横アリ、YUIの地元だなあ。

続く、「CMIYC」の神ソロ。今日の下手はLEDA神、上手は藤岡神、ベース長髪神(瀧田イサム氏)、ドラムス青山神。ソウル以来の参加となる瀧田氏は、おふたりのコメントをいただき、長老+長身+銀の長髪ということで、長髪神と命名いたしました。髪神だと複数形の神々になっちゃうし、銀髪神だとフレッド・ブラッシーになっちゃうからね。

LEDA神はガンズの「Sweet Child O' mine」のスラッシュのリフを入れてきた。わかる人にはわかるはず。藤岡神は速弾き&狂気を秘めたアウトなソロ。攻めるなあ。長髪神のソロは、オーソドックスな指速弾きで、ハイフレット→真ん中→ハイフレット→最後は6弦Eでドラムに引き渡しと、起承転結がある感じ。

青山神は、毎度ながら手数の多いソロで、正確なリズムをたたき出している。

「メギツネ」の♪「生きーるー」で、SU-は、やはりやや苦しそう。

煽りは、依然として英語。ここでYUIやMOAが日本語で「123でジャンプだよー」とか「聞こえないよー」とか言えばいいのに。レッチリUKの「ギミチョコ‼」では、YUI「Do you like Chocolate?」、MOA「I can’t hear you!」って言ってたじゃないか。今回「ギミチョコ‼」での煽りはなしだから、せめて「メギツネ」でYUI、MOAの声を聴かせてほしかったよね。「Let us hear your voice!」ってなもんだ。

「KARATE」は、1年前、ここで初披露されたのだ。あのとき、「紙芝居」の松岡修造は真っ赤に燃えていた。

SU-のアドリブハミングは、真ん中でいったん切って、後半高音のフレーズを入れるというスリリングなもの。「Woo…Woo…Woo…」では、2階からとらえた動画で、多くの観客が合唱しているのがわかる。「Everybody Jump!」では、ペリスコ撮影者自身がジャンプしちゃってるのがあるが、2階からの動画では飛んでいるのは10人に1人くらい。「メギツネ」は飛びやすいが、「KARATE」は飛びにくい。マサイ族じゃないから、ぼくもうまく飛べたためしがない。膝を曲げたり伸ばしたり、スクワットになっちゃう。

「ギミチョコ‼」は東京ドーム、神戸と同じく最初の「Give me…」が何度も繰り返されるバージョン。ギターソロ時の「Hey, Guys! Clap your hands」以外の煽りはなし。

ただ、体が大きくなったYUI、MOAのヘンテコダンスは、腕の振りは大きくダイナミックになっているし、生歌の「あたたたたーた」「わたたたたーた」もよく声が出ていた。

「We are?」「BABYMETAL!」は、観客の多くが叫んでいた。

今回も、ちゃんと「(I) Hope you enjoyed our show. Now it’s time for Guns and Roses!See you!」と言って、満場の大喝采を受けている。やっぱりソウルのときはちょっとヘンだったのだ。

もちろん、GNRの前座なのだが、30分の動画だけを見れば、フェスか単独公演にしか見えない。「Final Chapter of Torilogy」が行われたのは、わずか1年前なのだ。実感的には少なくとも3年くらいは経過している気がする。

2015年12月13日。

ライブの最後、「The One」のゴンドラ浮遊に圧倒され、FOX DAYのセカンドアルバム全世界リリース、ウェンブリー公演、東京ドームの画像が出たときには、会場が騒然となり、涙を流しながら立ち尽くしたり、突っ伏して嗚咽している人が何人もいた。

あの濃密な空間とは比ぶべくもない。

だが、2016年、東京ドームを経て、レッチリ、メタリカ、ガンズの前座を務めている彼女たちは、一段高いステージで戦っている。世界的大物バンドの前座として全力パフォーマンスして、そのバンドのファンを虜にする戦い。

今回は、文句なく、BABYMETAL大勝利!じゃないでしょうか。

3日後の1月29日さいたまスーパーアリーナ千秋楽。

何かが起こる予感がする。