何神? | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日1月16日は、これまでベビメタ関連では大きなイベントはありませんでした。

 

本日のお題は、ソウルで神バンドデビューした瀧田イサム氏(B)について。

http://isamu6st.blog122.fc2.com/

スカイドームで、ぼくが入場したとき、すでに「BMD」が始まっていたので、「B!A!B!Y!」「DEATH!DEATH!」をやるのに精いっぱいで気づかなかったが、2曲目の「CMIYC」のソロで、「あれ、BOH神に髪が生えている!」と驚愕した。

のちにツイッター等で、瀧田イサム氏であることが判明。ブログによると本人は、ここ数日の記憶がないそうだが、もし、正月休みの間にBOH氏に髪が生えたなら、世界中から育毛剤のオファーが殺到したことだろう(^^♪

瀧田氏は1964年8月8日生まれとのことで、神バンド最長老となる。

在籍バンドはテレビ東京系「NARUTO」や同局「和風総本家」のバックに流れる和風ロックバンド六三四&ヘヴィメタルバンドArk Storm。両バンドに在籍する「ツレ」ともいえるe-Zuka(飯塚昌明、ギターマガジン、ヤングギター等でおなじみ)と、声優の谷山紀章とのユニットGranrodeoのほか、数々のサポートベーシストとしてのユニット参加、ソロ活動などを行ってきた。かつてのBOH神と同じく、自分のバンド+サポートという立ち位置だ。

使用楽器は、コンバット製6弦ベースAYA瀧田モデル。

ギターは6弦が標準だが、7弦、8弦もある。専門の楽器店でなければ売ってないし使用者も少なくなる。

ベースギターは4弦が標準で、5弦、6弦となるにつれ使用者が少なくなる。

弦が増えれば、多様な表現ができる反面、弦間は標準より狭くなるものの、フレットは幅広となり、当然テクニックが要求される。しかも重い。

神バンドのBOH氏のブログタイトルは「6弦BOH道」で、多様な表現ができる6弦ベースという楽器を広く知らしめる目的もあるようだ。

BABYMETALの楽曲は、7弦ギターと6弦ベースが必要。7弦ギターを弾けるギタリストはメタル関係に多いが、6弦ベースが弾けて、サポートができるテクニシャンのプロ・ベーシストとなるとさほど多くない。何らかの理由で(仮バンドのレコーディング?)BOH神がソウル公演には参加できなかった。これまで神バンドメンバーは、ESP、MIつながりで選ばれてきたが、今回はe-Zuka氏が結節点となって、貴重な6弦ベーシストということで、瀧田イサム氏に白羽の矢が立ったのだろう。

ベーシスト瀧田イサム氏のルーツは、田中宏幸氏(小学校の同級生の影山ヒロノブ、高崎晃とレイジー→LOUDNESSを結成。2009年逝去)

影響を受けたベーシストとしては、Mr.Bigのビリー・シーン、ウェザーリポートのジャコ・パストリアスを挙げている。

ソウルで見た「CMIYC」のソロ。

入り方は、ハイフレットの指速弾きを聴かせ、中盤、7フレットあたりのタッピング&スラッピング(左手だけでなく右手でフレットを押さえつつ弦をはじく)に移行し、後半はそれを2フレットずつハイフレットに移動していって盛り上げ、最後は6弦の開放=低音Eをドーンと弾いて、青山神にバトンタッチする。メロディアスな、起承転結のはっきりしたソロである。

BOH氏の場合、ハイフレットから入るのは同じだが、すぐにBOH氏の見せ場である7フレット近辺のタッピングに移る。「悪夢のロンド」につながる「Mischief of Metal Gods」がある場合は、「CMIYC」では温存するが、フェスやサポートの場合は「CMIYC」だけなので、そこでタッピングになるわけだ。タッピングで観客を沸かせた後は、複数弦の和音を聴かせた後「あれれ、指が勝手に動いてしまう」と言う表情をしながら、1フレットずつハイフレットへ移動していって24フレットまで行ったところで青山神にバトンタッチする。テクニックはもちろんだが、ショーマンシップ旺盛なのがBOH氏の持ち味である。

アドリブなのだから、その日のコンディションや、前のミュージシャンからの雰囲気の受け継ぎもある。瀧田氏とBOH氏の違いは、下手ギタリストのLEDA氏と藤岡氏の違いに似ている。LEDA氏と瀧田氏は、一言で言ってメロディアス。藤岡氏とBOH氏は“アウト”。

つまり、和音の範囲内に入るか、調性を無視したエキセントリックなフレージングか、という違いのような気がする。今回のソウルでは、瀧田氏の直前になる大村氏も、METALLICAの曲を織り込みつつ、いつもよりもさらにメロディアスな雰囲気のソロだった。それもあって瀧田氏のソロもメロディアスに聞こえたのかもしれない。

藤岡氏→大村氏→瀧田氏、藤岡氏→LEDA氏→瀧田氏という組み合わせのソロや、「Mischief of Metal Gods」でのソロも聴いてみたい。

しかし、大村氏は大神、藤岡氏は小神、青山氏は青神、BOH氏は禿神という愛称がある。

瀧田氏は何神かなあ。名前から瀧神か?年齢から長老神か、長髪&長身で長神か?あるいは超大神か?

みなさんは、どう思います?