2016年総括(4) | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

4月の東京ドーム「召喚状」にすぐさま応募したぼくは、ラッキーにも当選し、The Oneシートをゲットした。落選になった方も多かったので、やはり「厳正な抽選」なのだな、と思い直した。ところが、7月になって、20日の追加日程「Black Night」が実施されることになり、当初、19日に落選した方に配慮して応募しなかったのだが、どうも空席がありそうだとの情報で、ローチケで予約してモッシュッシュシートをゲットした。20日は終業後、老社長のお誕生会があったのだが、ひたすら謝って欠席にした。

9月に入ってすぐ、2015年の「新春キツネ祭り」「幕張巨大天下一メタル武道会」「横浜アリーナ」の三部作「トリロジー」が届いた。ご存知のとおり、横アリのラストは東京ドームがアップになるところ。悲鳴にも似た観客の大歓声を繰り返し見て、東京ドームがBABYMETAL史上、いかに重大なライブになるのかを確認し、胸を熱くした。

9月7日、AIMというイギリスの独立系レーベルの連盟によるミュージックアワードで、BABYMETALは「Best Live Act」を受賞。今ライブ盤を聴いていても、やはりウェンブリーのパフォーマンスは素晴らしいのだから、受賞は当然といえる。来年はアメリカの大会場でウェンブリー以上のライブをやって、感動と称賛の輪を広げてほしいと思う。

東京ドームに備えて、メタルファンには不評ではあったが、当ブログでは「合いの手練習帳」として、SU-ソロと「Tales of Destinies」を除き、全曲分の合いの手をご紹介した。「メタ太郎」など、今となっては変わってしまったものもあるので、またいつか修正版を作りたい。

9月19日、東京ドームRed Night当日。地元の駅からメイトさんに遭遇。姫路からはるばる気志團万博と東京ドームのために遠征してきた彼。お元気ですか?

後楽園につくと、物販の列は長く、小雨がパラついてきた。Tシャツその他を買い、避難的にレストランに入ると、シャーロットで出会ったTAKAさんがいた。キツネ様のお導きを感じて、お仲間とも交歓し、開場時間を待つ。もう外は土砂降り。指定のゲートでも長い列ができていて、びしょぬれになる。場内への入口でライト付きコルセットを受け取り、ざわつく中、入場。総括としては、雨への備えをまったくしていなかったことが反省点。確かこの一週間くらい前に公式でゆいちゃんポンチョの宣伝をしていたことを思い出す。

ライブ詳細はさんざん書いたが、巨大スクリーンを眺め続けるしかない席で、ちょっと不公平感が残った。最初に天空から三人が現れ、最後に5万5,000人のコルセットライトが点灯する演出の感動はLVで取り戻すことになる。

翌20日はまたも雨。仕事が終わってから、老社長のお誕生会をパスして、地下鉄に駆け込む。後楽園のトイレで黒Tシャツとラバーバンド姿に着替え、指定席へ。今回は3階のほぼ正面で、すべてが見渡せた。セトリもファーストの曲が多く、横アリを思い出す。「メタ太郎」で、「Woo…Woo…」のシンガロングをさせる煽りが新しかった。隣に来た女性は、静岡から「どうしても来なきゃならないと思って」とおっしゃった初参戦の方だった。

そう、東京ドームは、BABYMETALに出会った多くの方が全国、いや全世界から駆けつけた前代未聞のライブだった。のちにわかるが、あの23年さんもベッキーさんもイギリスから来ていたのだ。また、1月にBABYMETALがMETALLICAのオープニングアクトを務める韓国からも、メイトさんが来ていたのだ。なんといっても2016年最大のトピックスは、東京ドーム公演だろう。そしてそれは、本当に2016年ワールドツアーファイナルであったのだ。「We are?」「BABYMETAL」で、SU-がコケ、YUIちゃんがセーフポーズをとり、MOAがマイクをすかされるという一幕のあと、期待されていた今後のスケジュール発表は、この時点ですでにアナウンスされていた12月のレッチリサポートアクト(“Special Guest”が強調されてはいたが)と、10月のLVだけ。それ以外には何もなかった。やや不満が残ったが、まさか本当に、12月5日まで三人がまったく公の場に出てこない、あれほどの「ベビメタロス」になろうとは。

LVまでの期間、当ブログで企画したのが「ベビメタトリビアクイズ」。ぼく自身の勉強にもなった。

10月5日、東京ドームLV。ドーム直後に「召喚状」が来ていて、なんで行ったライブのLVなんだ、と思うこともあったが、結局チケットをゲット。仕事が終わってから新木場のトイレで着替え、Zepp東京に到着。喫煙所で23年さんとベッキーさんを発見し、写真を撮らせてもらい、手作りの「The One」マグネットを進呈。

また、今回初めてBABYMETALのライブに参戦したという中年男性と出会い、ファンの広がりを実感した。この日は終演後、とんでもない嵐となり、電車が止まったため、帰宅は午前3時となった。

LVも終わってしまい、あとはウェンブリーのDVD発売まで何もない。ただ、朗報として来年ワーナーブラザースで、BABYMEALのアニメが制作されることになったというので、勝手に「妄想アニメ」のシナリオをアップし続けたのがこの頃だった。

この頃、そろそろ発表になる紅白歌合戦への出場をめぐって、大論争が起こる。ぼくは出場賛成派だったが、「楽園」の半分くらいの方は出る必要はない、というご意見だった。

さらに、欅坂46がハローウィンイベントでナチス風のコスプレをしたことに対して、ユダヤ人人権団体が秋元康に抗議するという事件が起こる。これで、ぼくはAKBグループの出場はなくなったと思ったが、結局、BABYMETALは出場せず、AKBグループやレコード大賞買収疑惑の三代目JSBは出場することになった。

ベビメタロスが徐々に身に応えてくる。11月5日、思い立って東京ビッグサイトの楽器フェア2016に行ってみた。藤岡神、BOH神、前田遊野神の仮バンドのライブには、500人以上のファンが詰めかけ、中には神バンドコスプレをした方も。じゃんけん大会を勝ち抜き、三神のサインをもらい、握手をしてもらった。これはぼくにとって、Carolina Rebellion、東京ドームと並んで三大ベビメタ記念となりました。お正月にレコーディングされるというアルバム、期待しております。

11月14日、Live in WembleyDVD&BDの発売キャンペーンで、西武新宿駅前のユニカビジョンで9日間にわたって街頭ミニLVが行われることになった。ぼくは初日の初回、営業の途中で寄って見た。平日の昼間だから、観客は20人ぐらいだったが、熱心なメイトさんも数人いて、「The One」マグネットを進呈した。

そしていよいよ12月5日。イギリス・ロンドンO2アリーナを皮切りにレッチリサポートアクトが始まる。毎朝4:30からペリスコを探し、ファンカムを漁る毎日。忙しいけど充実した日々。当初冷たかったレッチリファンの反応が、日を追うにしたがってヒートアップしてゆくのがはっきりわかって、心が温かくなっていく。最終日は、チャドメタルのSU-バースデイ・サプライズの大感動。

2016年も本日で終わり。世が世であれば、BABYMETALが「メギツネ」で全国の老若男女を踊り狂わせるはずだったのに。いやいや、そんなことはもういい。

みなさま、1年間ご愛読ありがとうございました。来年も1月11日のソウル公演を皮切りに、できる限り"ほぼ日刊"で書き続けていこうと思います。

よいお年を!