巨大キツネ祭りLV(1) | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日10月17日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。

 

公式からメディア出演のお知らせ。「巨大キツネ祭り in JAPAN」がWOWOWで12月23日(土)夜7時からオンエア!とのこと。たぶん、昨日10月16日のLive Viewing、すなわち巨大キツネ祭り@大阪城ホール2日目の模様が放映されるのだと思います。

 

そのLive Viewing@Zepp Divercity、行ってきました。

会社を抜け出して会場についたのが、15:40ごろ。物販列には20人ほど並んでいた。

やはり本チャンではないし、平日だし、雨だし。ぼくは仕事帰りのためスーツの下にベビTを着ていったが、並んでいる方、入り口付近にたむろしている方は、ライブ同様の格好をしている方が多い。16:00きっかりに物販列が動き出す。

次女にあげてしまったので、Tri-IconTシャツを買いなおした。

喫煙室へ行ってみると、何人かのメイトさんが。ずうずうしくもマグネットを差し上げて交歓。やっさんさん、80-METALさん、みのMETALさん、Andoroikoさん。80さんが少し若そうだけど、みんなほぼ同年輩で心強い。やっさんさんは、ぼくと同じく横アリからBABYMETALにハマったとのこと。80-METALさんは、Tシャツのコレクターで、幻のLive in Singaporeのものをお持ちだそうである。これはスゴイ。

BABYMETALは中高年の生活というか、人生の一部になっているのである。

16:30ごろから、ガンダム前で、国旗プロジェクトによる「THE ONE」撮影会が始まる。

SSA以降、完全に定着したようで、撮影方法も洗練の域に達している。物販後、4時44分44秒に撮影するのが本番となるが、それまでに何回か撮影する。

そのたびに「We are?」「BABYMETAL!」とか、「もっとも愛を?」「大切に!」とか、みんなが瞬時に合いの手を入れられるのがうれしい、楽しい、素晴らしい。

開場は18:30だと思っていたので、5Fのタワレコに行って、CDを物色。フリーマガジンの『激ロック』で、直近のメタル/ラウド系の情報を仕入れる。動いてますね。

女子がらみのバンドだけでも、Does It Escape Againという関西のハードコアバンドとUijinというアイドルのスプリットシングルのリリース(キバオブアキバ×BABYMETALを彷彿)、Broken Screamという“メタル系スクリーミング・アイドル”待望の1stミニアルバム誕生、ASTERISMというガールズバンドはサンプルCD付、RagDollsという大阪出身女性3人組メタルバンド、Octaviagraceという男女混合メタルバンド、超絶テクの新星女性5ピースメタルバンドLOVEBITESの1stフルアルバム「Awaking From Abyss」の紹介、嬢メタルの雄(というか雌)ALDIOUSのDVDなどなど。SSAにもガールズラウド系バンドやラウド系アイドルちゃんが来ていたが、タワレコでたまたま手に取ったフリーマガジンにも、BABYMETALが世界的なバンドになったことで切り拓いた地平が鮮やかに表れている。

18:25。そろそろかなと思って入り口付近に行ってみると、ぼくは900番台だったのだが、すでに1080番台が呼ばれている。慌てて入場。

場内入り口には、NHK「シブヤノオト」からの花輪が。

この時間にはまだまだ余裕があったのだが、スクリーンが見やすい2ブロック目の柵に入った。

ここで、8月30日の白キツネ祭り@Zepp Osaka Bayside以来のスキンヘッドのミノMETALさんと遭遇。ミノさんは、大阪城ホール2日間行ってらしたとのこと。3日連続スタンディングで声を枯らしている御様子。15日は、最前柵2列目だったとのこと。いやあ、メイトの鑑である。

調子に乗って小分けされたサークルの状況や、YUIちゃんが「おおきに」と言ったかどうか、CO2噴出はあったかどうか、矢継ぎ早に詰問してしまった。

18:40。「Painkiller」がかかって盛り上がるかと思ったら、Live Viewing JapanのPR動画が映り、矢野顕子のレコーディング風景。

メイトさんがこれだけ集まって矢野顕子を見るというのは、なかなかない。PR動画はまだまだ続き、最後はナイツ(漫才)。いや、矢野顕子もナイツも好きだけどさ、Painkillerからの落差が凄すぎて…。

19:00。大阪城ホールの映像が映り、その中で「紙芝居」が始まる。

というか、カメラのアングルは、2階席からピットのメイトさんたちの中に移り、スクリーンに映るメイトさんたちの背中の延長に、ちょうどぼくがいた柵がある。画面内から聞こえるメイトさんたち歓声と、ぼくのまわりにいるメイトさんの歓声の区別はつかない。まるで、その場にいるような錯覚に陥る。そしてそれは、LVの間中そうだった。

オープニングの「紙芝居」はSSAと同じ。「…巨大キツネ祭りの幕開けだ!」のナレーションに続き、「BABYMETAL DEATH」が始まる。

ここは東京お台場のZepp Divercityで、映像は昨日の大阪城ホールのものなのだが、もう完全に一体化し、画面の中に入ってしまった感じ。

三人が、ステージのすっぽんから登場してくるのは、映像だとずいぶんゆっくりに見える。しかし、それでも「降臨感」はすごい。三人の顔が見えた瞬間、大阪城ホールもLV会場も大歓声に包まれた。

大阪城ホールの観客も、LV会場の観客も、「DEATH!DEATH!…」でジャンプと大合唱。

カメラの下からのアングルだと、ステージ上の3つの十字架状の照明が強調されて見える。やはりこれは、シンプルな巨大キツネ祭りのステージの、ほとんど唯一といってよい「演出」だったのだ。

「洗礼の儀」は「召喚の儀」でもある。十字架につけられて新たな運命に導かれるSU-と、さらにその2年後にはYUIとMOAを待ち受ける運命の象徴。それが3つの十字架なのであろう。

曲が終わり、あの「キーン」という残響がLV会場にも響き渡る。観客は拍手、歓声、口笛。もう大阪城ホールなのかZeppなのか判別しがたい。これぞBABYMETALのライブの始まりである。

続く「ギミチョコ‼」。「BMD」からいきなりこの曲に続くと、デスメタル→ハードコアというBABYMETALの凄みが一挙に感じられる。

ギターソロ、SU-は「Osakajo!Are you ready to Headbang?」と煽る。いやあ、カッコええなあ。LV会場の観客は、「すっきゅん!」「どっきゅん!」と正確に合いの手を入れ、やるべきところで拍手を入れる。

もう、これはライブそのものである。ああ、だから前日の映像でも”ライブ”ビューイングなんだね…。

「メギツネ」。

ぼくの後ろに女性がいたのだが、YUI、MOAのキツネポーズが決まった瞬間、「うわあ、カワイイ!」と叫んでいた。これもライブと同じ反応。確かに、SSAではスクリーンに、そしてLV会場ではプロショットのカメラに大写しになるYUI、MOAは滅茶苦茶カワイイ。

もちろん、「ソレ!ソレ!ソレ!ソレソレソレソレ!」は熱狂のるつぼ。

SU-の歌唱は、やはりピッチの狂いは皆無。大音量のバンドの音を従えて、神々しいほど響き渡る。昨日の今日だから、ピッチが調整されているはずもない。完璧である。

曲が終わり、SSAと同じく、戦闘シーン、あるいはヘリコプターのようなSEが流れる。SSAでは気づかなかったが、大阪城ホールのピット中央を縦横に走る床の隙間が、赤くLED照明に染まって十字架に見える。やはり十字架は、巨大キツネ祭りのモチーフなのだ。

その中、「うんパパうんパ」の青山神のリズム。

藤岡神のソロは、アウトな音を連ねながらどこか深みのあるメロディとなって観客の心に突き刺さる。続く大村神はフレット上を縦横無尽に走る速弾きで、音の残像がいつまでも観客の記憶に残る。そしてBOH神は、徹底して指弾きで、ようやくこのリズムに慣れた感じでメロディアスな旋律を奏でる。青山神は、no-METALさんいわく、「抑えなくなった」とのことで、正確さよりアツさが感じられるドラミングだった。

そこへ三人が「うんパパうんパ」と拍手を促しながら、すっぽんから登場。MOAははっきりと「うんパパうんパ」と言っているのがわかった。ここから、「YAVA!」のイントロへ。

今年は1月のガンズ前座で「神ソロ~あわだまフィーバー」にもなった。神バンドは、ソロでもさまざまなバリエーションが作れる、最強のメタルバンドである。

(つづく)