巨大キツネ祭り@大阪城ホール初日 | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日10月15日は、2015年、World Tour 2015 in Japan @Zepp Diver Cityが行われ、2017年には、巨大キツネ祭り@大阪城ホール2日目が行われる日DEATH。

 

まずは終演後のBABYMETAL公式より。

-引用-

「THE FOX EYE」から放たれる光が世界を照らす時、

NEW GODDESSが降臨するのだ

時代の救世主となり、

XX世代を導く存在として、あの聖地に舞い降りるのだ

すべてのお告げはMETAL RESISTANCE第5章の終幕と共に訪れる

-引用終わり-

とのこと。

つまりは、「今年最後の限定ライブが12月2日(THE ONE限定)、3日(THE ONE&一般)で行われるということ。NEW GODDESSとはSU-のことだろう。XX世代とは、黄金世代、つまり成人するSU-の20代を指すと思われる。

 

ぼくが仕事にかまけている間、世界各国、全国各地、とりわけ近畿、中国、九州、北陸から集結したメイトさんは寒空の中、物販列に並び、手作りグッズを交換し、見知らぬ同士で交流していたわけですね。うらやましっ。

あるメイトさんのツイートによれば、その方が泊まったホテルでは、館内BGMで、なんと「Over the Future」(可憐Girls)が流れ、ロビーにベビメタのデコレーションとディスプレイがあったそうである。なんちゅういいホテルや。メイト御用達決定ですね。

イギリスから遠路参戦のEmma & Jessのお二人も無事大阪に着き、白キツネ祭り@Zepp Osaka Baysideにもお目見えしていたベビメタバイクにまたがっているところがツイートされていた。

物販列は、12:00段階では堀川の反対側まで続いていた。大阪城をバックに黒いTシャツの群れ。これぞクールジャパンの光景。(Twitter: JUN-LANG@DarkXJunLangさん)

12:00少し前に物販が始まったが、SSA同様、各アイテム数量に余裕があり、14:30にはほぼ全員が何か買って列が解消され、18:00台に到着した方でも、骨ソックスとEmperor Tシャツ以外は買えたようだ。

16:00頃、SSAに続き、世界各国の国旗を持って記念写真を撮る「WE ARE THE ONE/WE ARE BABYMETAL」プロジェクトが実施された。(Twitter:なつみん🍅城ホで世界の国旗を掲げる会@natsumin21266さん)何度見てもいいね!

17:30に呼び出しがスタートし、入場が始まる。このタイミングで雨が降り始めた。

どうやらSSAほど撮影禁止が厳しくないらしく、場内の模様が多数アップされている。だが大問題が発覚。大阪城ホールのピットの柵の区切りは、SSAの4分の1の幅(前後3メートルのサンドイッチ状)になっている。会場管理者はどうしてもサークルピットを作らせない方針らしい。ううむ。それが使用条件なのか。

19:02。イントロが流れ、大歓声。前回書いたように、大阪での大規模単独ライブは初めて。チケット購入以降、ひたすら待ち続けたBABYMETAL巨大キツネ祭り@大阪城ホール初日が始まった。

参加者のSNS、レポート、個人的にいただいた情報、SSAでの様子をミックスして再現してみる。現認していないので、間違いがあったらご指摘ください。

1.「紙芝居」~BABYMETAL DEATH

ピットにいるとわからないが、シート席からは舞台のすっぽんから三人が姿を現した瞬間がよくわかる。本当にメタルの美少女戦士が突如舞台に現れる降臨感は、何度見ても戦慄を覚える。

2.ギミチョコ‼

このスタートは、SSA2日目と同じ。ギターソロの際、SU-は日本語で「みんなの声、聴かせて!」と煽る。大歓声が湧いた。サマソニ@舞洲では英語、@幕張で日本語の「ついに、ついにここまで来ました!」だったから、大阪の人はちょっとSU-の日本語に飢えていたのかもしれない。YUIがZepp Namba(2015)に続いて「おおきに」と言ったという未確認情報あり。

3.メギツネ

息の合ったYUI、MOAのキツネポーズから、熱狂の「ソレソレソレソレ」で観客は踊り狂う。SU-の歌は今日も完璧。高音のピッチのずれもなく、澄み切った声が会場に響きわたる。

ブレイクでは、「Here comes the Fox God. Let us jump up with the Fox God. Are you ready? A—re y—ou ready, Osaka! 1,2,1,2,3 Jump!」で、観客席は再び熱狂の渦に。柵が狭いため、サークルではなくジャンプ中心。

4.神バンドインプロビゼーション~YAVA!

SSAと同じく、青山神のリズムは「魔女の宅急便」のような「うんパパうんパ」。拍手で応える観客の中、藤岡神、大村神、BOH神、青山神の順でソロをとる。

そこへ、「うんパパうんパ」と手拍子をしながらニコニコ顔の三人が駆け込んでくる。そして、「YAVA!」に移行。スカのリズムとロカビリーが合体し。ダイナミックなYUIとMOAの行進風振付と「ヤバッ!」の表情がアップになる。それこそヤバいほどカワイイ。

5.Amore-蒼星-

SU-ソロは、SSAでは初日だった「Amore-蒼星-」。

文字通り神々しいばかりの“女神”の歌声。2万人の観客の目と耳をクギづけにする。客席には泣いていたメギツネさんもいたようだ。

6.4の歌

BBMは「4の歌」。「シッシッシシシ、シシシシッ」が流れた瞬間に、すかさず観客が「よんよん」とレスポンスするのは、さすが。やっぱりぼくのこの曲に対する見方は穿っていたようだ。2015年(World Tour in Japan @Zepp Namba)、2016年(白ミサ@なんばHatch)に続いて、大阪城ホールで「よんよん」が響いても、何も問題はない。

7.シンコペーション

戦慄的なギターのリフが流れた瞬間、会場から「ウォー」というどよめき。やっぱりこの曲はかっこいいよね。

8.META!メタ太郎

場内のシンガロング「♪Woo Woo Woo Woo…」は1番から入る。2番のあとは、転調するかしないか、よく聴いていないといけないのだが、今回も転調しないまま16小節シンガロングしたあとSU-の「♪君に届いているか仲間の声…」で転調。もう定着しましたね。

9.イジメ、ダメ、ゼッタイ

ここからは怒涛の盛り上がり曲が続く。

檻のように狭い柵の中でも、「WALL OF DEATH」がスクリーンに映った瞬間、狭い枠の中でもWODができ、「♪あー」でモッシュが行われた模様。だが「イジメ、ダメ!」があるので、そこは止まってXジャンプ。ギターソロでまた小規模モッシュ。

10.KARATE

やや落ち着き、観客は「セイヤ、セセセ、セイヤ」「ソイヤ、ソソソ、ソイヤ、押忍!」の合いの手を入れていく。SSAに続いてウェンブリー仕様の煽りなしバージョン。

「Everybody Jump」も観客が心の中で叫び、自然にジャンプする。最後の拳をキツネサインに変えて胸にしまうシーンも、照明が一瞬早くOFFしてしまうので、観客は心の中でそのシーンを思い描く。慣れるとこれも含蓄があってよいな。

11.ヘドバンギャー!!!

2016年以降、東京ドームを除いてこの曲はライブで演じられなくなっていたが、この夏は復活した。言ってみればBABYMETALが「次の展開」をするときのテーマ曲。大阪城ホールでもしっかりと披露された。懐かしのもいもいステージからのCO2噴射→ヘドバン地獄というシーンが演じられた模様。

12.Road of Resistance

再び、小規模のWODがいくつかの柵の中で形成された模様。これはキツい。番号順に決められて柵に入れられるのだから、逃げ場はない。主催者である会場管理者の方針なのだろうが、BABYMETALのライブでモッシュがないと寂しい。というか必ず発生するのだから、柵はある程度大きくして、モッシュに参加しない人が避けられるだけのマージンがなければ、かえって危ないと思う。

クライマックスはSU-の「かかってこいやあ!!」の雄たけび。

Metal Resistance第Ⅵ章となる新たなお告げ、どんな過酷な運命であろうとも引き受けるというSU-、YUI、MOAの気合が2万人の観客にダイレクトに伝わる。やっぱり、ぞくぞくしますね。

13.THE ONE-Eng.Ver.-

フィニッシュは「THE ONE」。会場ではここぞとばかりにベビメタタオルが振られる。

「♪We are THE ONE together we’re the Only One. You are THE ONE forever you’re the Only One. We are THE ONE whenever we’re the on your side. You are THE ONE remember always on your side.」

なんと美しい歌詞だろう。

「私たちはTHE ONE。ともにいるかけがえのない存在。あなたはTHE ONE。 かけがえのないその一人。私たちはTHE ONE。いつでもあなたのそばにいる。あなたはTHE ONE。 忘れないで、わたしたちはいつもあなたのそばにいる。」(翻訳:jaytc)

世界各国から、全国各地から集結した2万人は、この曲でひとつになる。

「See You!」は聞けないけど、「THE ONE」はメタルで世界をひとつにするというBABYMETALの使命を高らかに歌いあげる名曲である。

セトリは、SSA初日の2曲目が、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」から2日目の「ギミチョコ」に変わり、7曲目の「シンコペーション」以降はSSA両日と共通。一部で噂されていた新曲の披露はなかった。

問題の紙芝居。Jealous Blame Shameさんの情報。

最初の方はSSA同様。だが、「三つ目の狐の顔を持つ預言者…」のあと、「新たな女神が舞い降り、救世主として黄金世代を導く…」という語りに変更されている。そして、同じく「あの聖地」として広島が赤く光り、冒頭の画像のように、1202、2017、1203という数字が表れる。

今年最後のライブは12月2日(限定)、3日(一般)、広島で行われることがはっきりしたようだ。最初のXXはやはりSU-の年齢、20代を表していたようだ。15日はその会場(広島県立総合体育館グリーンアリーナを予想)も確定するのだろう。さらに16日のLVでは3rdアルバムも含めた第Ⅵ章の全貌が明らかになる、と。ひっぱるよなあ。

 

(おまけ)

WOWOWでは、同時刻となる19:00~21:00の枠にサマソニ2017Marine Special Day 2を放映。ベビメタの登場は、19:58~だった。

Marine Stage 朝一のThe STRUTS、CIRKA WAVE、INABA/SALAS、ALL TIME LOW、ROAL BLOOD、MWTMと見てくると、やはりベビメタは圧倒的に音が重く、演奏力は飛び抜けている。場内の観客の声援ボリュームも最大である。

トリのFOO FIGHTERSを見ても、やっぱり味と貫禄の外タレ、花火ドーンという感じで、演奏力と客席の一体感だけでいえばベビメタ。やはり2ndヘッドライナーは伊達じゃない。BABYMETALはBest Live Band世界タイトルホルダーなのである。

2012年の初登場からの歴史を追う「紙芝居」に続く「BMD」で早くも場内にサークルピット。ニコニコのMOAの顔。SU-の上気した頬と気合の入ったまなざし。YUIのカワイイこと。場内に見知ったメイトさんの顔多数。

放映された曲順は「紙芝居」→「BMD」→メギツネ→「紙芝居」→「Road of Resistance」→「KARATE」。

神バンドソロ~「CMIYC」の「ついに、ついにここまで来ました!」と、それに応える巨大サークルピットの渦多数の衝撃映像はカットされていた。ううむ、あれがサマソニ@幕張のクライマックスだったのになあ。残念。

だけど「ROR」のシンガロングのあとのMOAの嬉しくてたまらない顔のアップはしっかり映っていて、こっちも嬉しくなった。

巨大キツネ祭り@大阪城ホールにWOWOWのサマソニ2017。10月14日はベビメタの日だった。