白キツネ祭@大阪Zepp Osaka Bayside参戦記(おまけ) | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日、9月2日は過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。

 

どれほど過酷なライブだったとしても、BABYMETALを観た翌日は、体の疲労感はまったくない。むしろストレスだの、体中の毒素だの、悪いものが全部解放され、ぐっすり眠れて気分爽快である。翌々日の筋肉痛とかも一切なし。心と体は不即不離。人間というのは不思議なものですね。

終演後、Zeppの外へ出ると、信じられないくらい涼しかった。La‘Gentで冷たいお水を買って、Sin-Metalさんの車に戻る。Sinさんとミノさんはもう車に戻っていた。ライブについて語り合いながら、化粧を落とす。MOAの足に異常がなくてよかったとか、YUIの可愛さは人間離れしているよねとか、SU-が「ありがとう」と言ったのには感動したよねとか、気分はふっわふわである。ゾンビさん、Tさんたちがまだ帰ってこない。きっと会場付近で記念撮影をしているんだろうとか言っていたら、実は駐車場の柵のところに座り込んでお話ししていた。ぼくが気づかなかっただけだ。

ゾンビさんはお仲間からお呼びがかかり、会場方面へお一人で向かうとのこと。早くブログが書きたいぼくの勝手で、Sin-MEATALさんが弁天町方面へ送って行ってくださることになり、ミノさんとTさんも同乗して行くことになった。車中、4人で話すうち、ぼくが最年長の57歳、Tさんが49歳、Sinさんが44歳、ミノさんが40歳という構成であることが判明。

スレイヤーの話、スラッシュメタルの話、メタリカの話、話は尽きなかったが、弁天町で下していただき、SSA初日の再会を誓い解散。

コンビニで買い出しをしてホテルの部屋にたどりつき、とりあえず缶チューハイをあけてから、執筆にとりかかり、12時過ぎにアップしてからシャワーを浴びて、泥のように眠った。

翌朝。起きてまたすぐ書く。泳いでいないと死んでしまう魚のように、ぼくは書いていないと死んでしまうのである。(^_-)-☆

ライブの様子を思い出しつつ書き続けているとあっという間にチェックアウトの時間となってしまった。

11時にホテルを出て、地下鉄を乗り継ぎ新大阪へ。

あまりに腹が減っていることに気づき、御堂筋線改札すぐの中華屋「皇蘭」で、甘い牛スジの煮込みを博多風ストレート麺にかけた「ぼっかけラーメン」を注文。大阪名物数々あれど、これはこれでうまいぞ。860円。

実は、東京に帰る前に、名古屋で途中下車して蟹江に行ってみようと決めていた。

蟹江。

ここには日本酒好きのメイト御用達の銘酒「最愛」の山田酒造がある。木曽三川伏流水を使い、酒造好適米「若水」100%、精米歩合60%の特別純米酒。

読み方は「さいあい」であるが、メイトは当然「もあ」と読む。

名古屋駅で新幹線を降り、JR関西線各停四日市行に乗り換える。ワンマンカーの3両編成。3駅200円で蟹江駅に着いた。

四日市方面ホームにしか改札のない、鄙びたたたずまいの駅である。スマホ地図で確認すると、山田酒造まで徒歩15分ほどである。しかし、都合のいいことに目の前にタクシーが停車している。荷物もあるし、行きだけ利用することにした。

5分ほどで着いた。粋な黒い外壁の蔵造り。立派な醸造所である。

だが、入り口がわからない。うろうろして大きな仕込みタンクが見えるあたりで、粕漬を作っていた方に聞くと、中庭の奥にある木造家屋のようなところが入り口だとのこと。

その方の「お客さんですよ!」という呼びかけに、中から「いいよー!入って入ってー」という声がする。恐る恐る扉を開けると、なんと、ベビメタTを着たメイトさんたちが4人いた。

ぼくと同年代と思われる缶バッヂ屋DDさん、板田銀時さん、toku-METALさん、タ_ケーシーさんたちの御一行で、昨日大阪白キツネ祭に参戦し、東京へ戻るところだという。車でいらっしゃったとのこと。一気に安心感とともに気分が高揚してしまう。

(会長までキツネにしてしまって申し訳ありません)

正面には、最愛の印半纏2枚が飾られ、その前にはMOAの等身大POP、着物を着た三人が微笑む「ノーミュージックノーアイドル?」や「Metal Resistance」のポスターやキツネ面、グッズが飾られ、ベビメタ展のようになっている。

ご高齢の山田直樹会長は、サービス精神の塊のような方で、親切にいろいろ教えてくれる。

ぼくは900ml瓶二本と、最愛の徳利(大)、お猪口2個を購入。

一本はUKのRichardさんに送ると会長に話したら、「最愛」の英国代理店になる可能性もあるという話になり、会長は気合を入れて「よしっ、よしっ」とおっしゃり、ハンコ入りの名刺をくれた。さっそくRich(最近はこう呼んでいる)に聞いてみることにしよう。

山田酒造前でメイトさん4人と別れ、蟹江駅まで歩いて戻る。

夏休み最後の日。雲一つない青空。

人通りのない道をガラガラとスーツケースを引いて歩いていると、ライブには必ず履いていく、傷だらけのDr. Martensのブーツが目に入る。不意に胸が熱くなった。

BABYMETALのおかげで、お前といろんなところに行ったなあ。

全身びしょ濡れになった豪雨の東京ドーム。

強風で帰りの電車が止まったZepp LV。

終演後、雪の降る中、ホテルまでふくらはぎがつりそうになりながら歩いて帰った極寒のソウル。

震えながら物販列に並んだけれど結局ぼくの直前でTシャツが売り切れた大阪ドーム。

PAPI-METALさんITCHIE-METALさんと食事をした後、ローカル電車で妹の住む住宅街まで帰ったシャーロット。

強烈な西海岸の陽射しにさらされながら、世界中の方と知り合えたハリウッド。

ハリウッドで出会ったRichardさんやTsutsu-METALさん、Chosen Fiveのお一人と会えた東京白キツネ祭りのオフ会。

aa-METALさんも駆けつけてくれた聖地巡礼ツアー。

Richardさんと二人で行った猛暑のRock In Japan。

「ついに、ついにここまで来ました!」というSU-の叫びが未だに脳裏に残るサマソニ。

そして、最前列で身動きが取れず、しかし三人を至近距離で見られた大阪白キツネ祭り。

摂氏マイナス20度から華氏100度まで。豪雨あり、嵐あり、降雪あり、雹あり、猛暑あり。BABYMETALに出会い、インターネットで世界中につながるとともに、長時間野外で待つという原始的体験で、ぼくは地球という星に生まれ、季節や天候に一喜一憂しながら生きているんだということを、この年になって改めて実感している。

ありがとうBABYMETAL。

名古屋駅で、お土産に味噌カツソース、手羽3本、味噌煮込みうどんセット二人前を購入。新幹線に乗って味噌カツ弁当を食べ終わったあたりから記憶が途切れ、気づいたら東京駅。慌てて荷物をまとめ、ホームに降り立つ。いつもの東京だ。

ここからいつものように特急電車に乗って、ホームタウンに帰着。駐車場に置いた車でガンガン「エビクラシー」をかけながら帰宅。<ベビメタじゃないのかよ。

シャワーを浴びて、お腹はいっぱいなので、今回の戦利品を眺めながら、土産の手羽で最愛を常温で一杯。

精米歩合60%なので吟醸香もあり、しかし飲み口はしっかりしていてコクもある。フルーティな甘味や酸味も感じる。辛口過ぎない淡麗。日本酒だが絶対ベタベタしない。悪酔いする気配が全くない。これはいいお酒ですね。気持ちがふわりとなったところで、早めに寝ることにしよう。

窓から眺める夜空はもう秋の気配である。