サマーソニック参戦記(3) | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日8月23日は、2015年、TBS「NEWSBIRD」に出演した日DEATH。

 

Passcode終演後、メッセ会場のアーティストグッズ売り場に行ってPasscodeのTシャツがあるかどうか聞いたけど、またしても別のおねいさんが「邦楽ですか?出演場所は?」と聞いてきて、「ここだよ」と言ったのだが、なかった。

翌21日月曜日の朝、通勤電車の中で、加入しているファンクラブLinkageのサイトを見ていたら、ヴィレッジ・ヴァンガード渋谷本店で、バンダイのキャラクター「まねきもち猫」とPasscodeのコラボグッズの販売があるとのこと。お昼頃、営業途中で寄ってみたら、あっさりTシャツが買えた。当日19:00からミニライブ+握手会があり、その優待入場券と握手、サインなどの特典券ももらえた。入場整理番号は21番だった。

仕事終わりに行ってみると、ミニライブはトークショーに代わっていたが、最前列下手に座ることができた。昨日のSonic Stageプラチナエリアと同じ角度だ。

トークショーの最後に質問コーナーがあったので、挙手して、ほんとに古参メイトだったのか、南菜生に尋ねてみた。

彼女曰く、それは事実で、BABYMETALのライブにはちょくちょく通っていたとのこと。誰推しだったかは聞きそびれた。

サマソニ幕張では、メンバーはマリンスタジアムに立つBABYMETALを見たそうだ。最年少の大上陽奈子は「フードコートの片隅で…」から始まる「紙芝居」を見て、「うちらと同じやん…」と思ったそうだ。

メンバーはアイドル好きで、南菜生は8月27日(日)のアットジャムで共演するTeam8(AKB48のユニット。TOYOTAとタイアップした「会いにくるアイドル」)にハマっていて、坂口渚沙とお話したいとのこと。大上陽奈子は私立恵比寿中学、高嶋楓はバンドじゃないもん、今田夢菜はアイドルではないが、ぼくがRichardさんとRIJの朝イチで見たWANIMAにぞっこんだという。

ただ、アイドル現場では、全員自分から話しかけることのできない人見知りで、黒いコスチュームを着ているので、「怖い」「態度が悪い」と思われているので、できるだけニコニコして話しかけやすい雰囲気を醸し出すように努力したいそうだ。

1/4の確率のはずのバッジは、3つとも南菜生Ver.だった。

頑張れ、Passcode。

 

サマソニに戻る。

Passcode終演後、UさんはMountain StageのLittle Glee Monsterを見るというので、喫煙所で別れ、ぼくはSWMRSを見にSonic Stageへ戻った。

SWMRS(スイマーズと読む)は、カリフォルニア出身のパンクバンド。

初見だったが、笑っちゃうくらいパンクだった。

全員短髪で、フロントマンのコール・ベッカー(V&G)は、女物のワンピース姿、ベースのセブ・ミュラー(B)は赤いタータンチェックのスーツに細身のチノパンといういで立ち。

マックス・ベッカー(G)のフェンダー・ストラトキャスターとコールのフェンダー・ジャズマスターはほとんどコード弾きで、クランチサウンドの「ジャガジャーン」の連続。

フィニッシュ曲で「♪I hate Los Angels」と歌いつつ、ノリのいい観客に「I love Tokyo!」と叫ぶ。ううむ。Tokyoだって、ロスと同じ資本主義の薄汚い大都会だぞ。

11:50に終わったので、ちょっと早いがフードコートで腹ごしらえし、TOTAL FATを見るためSonic Stageへ戻る。

TOTAL FAT は、WOWOWぷらすとのサマソニ2017幕張の特集にもゲストアーティストとして出ていたShun(B)、フロントマンのJose(V&G)、Bunta(D)、Kuboty(G)からなる日本人のポジティブ・パンクバンド。Kubotyは速弾き、タップを含めたピロピロをやるので、メロコアと呼ばれることもある。

2006年のサマソニスタート時には高校生で、観客として来ており、2009年に初出演して以降、1年を除いてほぼ皆勤賞。サマソニを主催するクリエイティブマンの清水直樹社長は、TOTAL FATを「サマソニの象徴」とまで言っていた。

ぼくは、『ギターマガジン』に時々載るライブ評や機材紹介を通じてTOTAL FATを知った。

ベースの機材トラブルで、開演が5分ほど遅れた。

Passcodeから数えて3組目だが、熱烈なファンのいるTOTAL FATだけにSonic Stageは後方までびっしり。7,000人くらいの入りか。

ロンドンパンクとメロコアの違いは、リードギターがピロピロやるかどうかだが、ポジティブ・パンクとエモの区別は正直言ってワカラナイ。社会批判というより、前へ進もうとする若者のガッツや気合い、希望を込めた歌詞、一緒に盛り上がろうぜ、という呼びかけが主体の熱いバンドだと思う。Joseの煽りで印象に残ったのは「俺たちとお前らでサマソニに火をつけるんだ!」というもの。

WOWOWぷらすとでは、Shunが、大好きだったGood Charlotteがトリを務めるSonic Stageで共演できることは、バンドにとって一つの夢の実現だと言っていた。だが、やはりメインステージに立つことが最大の夢であり、Joseも「Main Stageに立つまで、やめないぜ!」と叫んでいた。

日本のバンドにとって、サマソニ幕張のMarine Stageはかくも大きな目標なのである。

それを19歳と二人の18歳の現役高校生からなるBABYMETALは実現してしまったのだ。考えてみれば、とてつもないことなのである。

(つづく)